- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198927769
感想・レビュー・書評
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マリオネット症候群は夏と花火とわたしの死体に似たほんのり不気味な感じがして、ちょっと最後は気味が悪く感じた。
クラリネット症候群は明るい暗号解きで難易度も高すぎずストーリーも楽しめた。
主人公が男の子のほうがやはりしっくりくるのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定は好きだったけど、なぜか印象の薄い一冊。
たぶん、おもしろいはず。たぶん。。 -
中短編集ですね。
1話目がマリオネット症候群で、2話目がクラリネット症候群!
で、
1話目のマリオネット症候群の感想!
人を殺す。
そうすると発動する特殊能力は、殺された人が殺した人に乗り移る。
殺したほうの人格は引っ込み、
殺された方の体験を経験するが、殺された方が殺した方の人を意識することはできない。
間違ってない?
女子が間違って男性を殺す。
男性は女子を意識できないけど、体は女子で、女子は男性に意識の奥に居て男性を意識はできるがコントロールはできない。
わかる?
ファンタジー?
ミステリー?
いいえ、ホームドラマです(笑)
最後はある意味でハッピーエンドですけどね。。。
まぁ、
笑って読み終えられたんでOK! -
イニシエーション・ラブのあとに読んだ乾くるみ作の2冊目。
比べてしまうとやっぱりパッとせず、ミステリー色の強い作品だった。
ただ、特別凝った謎があったわけではないので理解しやすい。 -
思った以上に面白かった!
久しぶりの当たりで嬉しい(*^_^*) -
乾くるみは「イニシエーション・ラブ」に続いて2冊目。最後のオチがすごい話を期待してたけど、ある意味期待はずれ。ある意味期待以上。
「マリオネット症候群」と「クラリネット症候群」の二話が入ってるけど、どっちもこじつけタイトルの割には内容がちゃんとタイトルとリンクしてて、しかも結構ひねってある。
マリオネットの方は、ある日起きたら誰か他の人間に体が乗っ取られてたって言うSF風。普通は乗っ取ったのは誰なのか、なんで乗っ取ったのかわかったら終わりのところを、さらっとスルーして話をすすめるのが斬新だと思った。誰かを殺すとその殺した人間に自分の体を乗っ取られる、って時点で、双子の死んだ妹オチまでは予測できるけど、その後の精神科行きヤク漬け生活、中の殺人者はみんなハッピーエンドは文章と反対に暗くてワタシ好み。
逆にタイトルのクラリネットのほうが肩透かし感有りで、音が聞こえない→暗号読み解き関さん誘拐→さらなる暗号→ヤクザに拉致され→爆発。って流れの謎と謎の間がぶち、ぶちって切れてる感じで、一つ一つは凝ってるのに全体像で見ると相乗効果がなく最後の感動も少なかった。
ただ、どちらの話も、「体が乗っ取られた」「音が聞こえない」って言うありきたりな設定を軸に多くの謎と事件を絡められるのはすごいと思う。プラス、伏線があまり伏されてないけど引いてあるので、一つの話としてみてもまとまってるし、何より設定と事件の数に比べて話が端的で口調が重苦しくなく良い感じに端折ってあって読みやすい。あ!今気づいた。上手く端的に端折ってあるので、叙述トリックって頭のどこかで期待してたのかも。だからある意味期待はずれだったのかも。
9/25/2012 -
んーいまいちでした。
サクサク読めるけれど、んーいまいちな感じ… -
マリオネットのほうが好き