移民の譜 東京・サンパウロ殺人交点 (徳間文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198927967

感想・レビュー・書評

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  • たまたま垣根涼介のブラジル移民の話を読んだ直後に見つけたので 全く関係ないけど わたしの中では移民シリーズとして買っちゃいました。

  • 「天皇の船」を改題

  • 図書館で。
    ブラジル移民の事とか恥ずかしながら全然知らないなあ。ドミニカにも行ったんですね。人口が増えて日本には土地が無いから国外へと人を出していった、ということが移民であり侵略戦争だったのかなあなんて思いました。
    今食料自給率が著しく下がっておりますが何らかの問題で貿易が封鎖された時(戦争、天変地異、病気等)、日本人は生きていけるんだろうか?多分無理だろうな。

    外国人を受け入れると治安が悪化するとか色々言われておりますが日本人だって今変な人多いし。国籍じゃないよなあと思います。人柄ですよね。

    それにしても銃社会は恐ろしい。動物を殺す道具なんだから人間だって簡単に殺せます。やっぱり日本は銃規制はしつづけて欲しいですね。

    祖国から遠く離れた(地球の反対側ですものね)地で情報が入らず信じたい情報だけを鵜呑みにし、だまされる。ありそうな話だなあと思いました。今の情報社会でもおよそ怪しげでどう考えても嘘だろうと思うデマが巷に溢れたりするのはみんな信じたい情報だけを信じようとするからなのかな、と思いました。真実は中々厳しいものですから。
    色々考えさせられました。面白かったです。

  • 自分の中でブラジルブームだったので図書館で借りる。東京とサンパウロを舞台に移民政策の暗闇が生んだ殺人事件を描く物語らしい。
    サンパウロやリオ、ブラジルの光景の描写は素晴らしい。行ったことはないが、ファベーラの空気感が活字から浮き上がってくるようだ。
    反面、女性の描かれ方があまりにもステレオタイプで勿体ない感じがした。

    サンパウロのリベルダージにある移民博物館を思い出しながら、読了!

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著者プロフィール

1950年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロのパウリスタ新聞社勤務を経て、1978年帰国。高橋幸春名義でノンフィクションを執筆。1987年、『カリブ海の「楽園」』で第6回潮ノンフィクション賞受賞。1991年、『蒼氓の大地』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。麻野涼名義で、社会問題をテーマにした骨太の小説を次々、発表。  著書に、高橋幸春名義で…『死刑判決は「シルエット・ロマンス」を聴きながら』(林眞須美 著、長冨俊和との共編、講談社、2006年)『日本一のわたしの母へ涙でありがとう』(東林出版社、1998年)『日系人その移民の歴史』(三一新書、1997年)『愛が引き裂かれたとき』(石飛仁との共著、解放出版社、1996年)『車椅子の挑戦者たち』(東林出版社、1996年)『絶望の移民史』(毎日新聞社、1995年)『パウラちゃんのニッポン日記』(国土社、1995年)『悔恨の島ミンダナオ』(講談社、1994年)『蒼氓の大地』(講談社文庫、1994年)『日系ブラジル移民史』(三一書房、1993年)『ドミニカ移民は棄民だった』(今野敏彦との共編、明石書店、1993年)『行こか戻ろか出稼ぎジャポン』(講談社、1992年)『蒼氓の大地』(講談社、1990年)『カリブ海の楽園』(潮出版社、1987年)、麻野涼名義で…『GENERIC』(徳間書店、2007年)『闇の墓碑銘』(徳間書店、2006年)『国籍不明 上』『国籍不明 下』(講談社、2003年)『天皇の船』(文藝春秋、2000年)などがある。

「2007年 『満州「被差別部落」移民』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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