- Amazon.co.jp ・本 (633ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198928544
感想・レビュー・書評
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何と言っても読みやすい。600ページ超というボリューム感を感じさせずに、あっという間に読み終えることが出来る一冊。戦闘機がどういったものか知らなかった私でも、情景が浮かぶほどの臨場感はさすが現役パイロットと言わざるを得ない。どの層にもお勧め出来る一冊である。
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一話完結だと思って読んでいたらツヅキモノっぽくてなんだか哀しくなった本……←
航空自衛隊が部隊という、珍しいような本。作者自身が所属していたらしく、その内部権力の陰惨さやF15の操作の情報はとても緻密かつ分かりやすく書かれているので、面白く読めます。
憲法の話や、自衛隊の話など、現在直面している壁についても如実に語っているので、其のあたりも勉強になります。
自衛の為の組織、そのなんと歯がゆい事だろうか。
読んでいて何回もイライラしてしまいまいた。面白いですが、そういう意味では精神的によくありません(笑)
自衛官には珍しい名前が多いなーと前々から思っていたのですが、小説でもやっぱりそう(笑)これは何か特色があるのか?? 気になる所です。 -
600ページという量でしたが、長いとも飽きたともならず最後まで楽しんで一気に読むことが出来ました。
登場人物は全員のキャラがおり、混同することもなく、各々の考え方もスっと頭に入ってきて分かりやすかったです。しかし、読む人によっては受け入れ難い性格をしているなと思う登場人物もいるなと思いました。
本当かどうかはわからない、これから先あるかどうかもわからない。そのような日本の状況が描かれていました。どうせ小説の中の出来事でしょ?とはなから思うのではく、実際はこうなのかもしれななどと考えながら読むのも楽しい思います。
この作品を読み、続編もとても気になっているので読んで見たいなと思いました。 -
軍隊ではない軍隊、自衛隊。機関砲一発すら自分の判断では撃てないパイロット。事なかれ主義の上層部、政治家。かなりかなり誇張されているが実際には起こりそうな話。キャラの立った登場人物が何人も出てくる。シリーズ物のようなので次作を読むのも楽しみ。
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トップガン世代はハマると思います。
これを機にF15が好きになりました。 -
久々の軍事系小説で面白いと思えた作品
自衛隊は非常に多くの悩みをかかえている。
軍隊でありながら(ここも解釈問題あり)、攻撃できない。武器使用規定がまったく合理的でない。
政治的な問題で、本来の任務を全うできない素地が多いなどである。
自衛隊の存在そのものが違憲という人までいる始末だ。
そんな存在自体に矛盾を感じながらも己の任務を全うする等身大の人間がそこにいる。
そんな自衛隊について考えることができる共に、小説の構成が非常に面白い。
続きも楽しみだ。 -
ボーイ・ミーツ・ガール。会話調でサクサク読み進められる。しかし、キャラクターの魅力を活かしきることなく、蒔いた伏線を回収することもなく、途中で強引に終わらせたような結末は違和感が残る。
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話を広げすぎで、何がいいたいのか、わからない。