警視庁心理捜査官 KEEP OUT (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198931896

作品紹介・あらすじ

警視庁の「心理応用特別捜査官」だった吉村爽子。世を震撼させた連続猟奇殺人事件を見事に解決したが、現場主義の組織と幾多の軋轢を生んだ。結果、爽子は強行犯係主任として所轄署に異動となった。さらにアクの強い刑事たちとの地道な捜査活動の日々。だが、爽子の心理捜査官としての眼は、平凡に見える事件の思わぬ真相を決して見逃さなかった。

感想・レビュー・書評

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  • 心理応用特別捜査官という肩書きに興味を持った。
    吉村爽子が主人公。
    佐藤南青の心理分析官 楯岡絵麻と比べて、
    どこが心理応用捜査官なのかが、よくわからない。
    簡単に言えば、性犯罪専門捜査官なのではないか?
    と思われる。
    吉村爽子は、中学生の頃にレイプされた。
    母親さえも、見る目が変わった。
    しかし、優しい警察官がいた。
    その警察官に憧れて、という人物設定は 
    誉田哲也の姫川刑事に似ている。

    それを、題材にしながら、刑事事件を追うという設定が、
    「心理応用捜査官」としての活躍を狭める。
    まぁ。性犯罪捜査官としての吉村爽子は、それなりに楽しめる。

  • 吉村爽子シリーズ第2弾。前回はなかった警察用語の羅列に辟易した。所轄署刑事と書いてカツデカとルビをふるところから始まり鬱陶しいほど業界用語ふりがな。警察ものをたくさん読んできたけどここまでのものは珍しい。必要ないと思う。
    今回は短編集だったが、事件が起きてから犯人の捜査自体が描かれておらず急にひらめいたみたいな感じが多くひどく、話が性犯罪に偏りすぎているのも気持ち悪くて胸糞悪い。
    そしてやっぱり爽子が魅力的に感じないので残念。
    続きはもういいかな。

    • hs19501112さん
      「警察用語の羅列に辟易・・・鬱陶しいほど業界用語ふりがな。」

      ここに、激しく共感します。
      ・・・というか、自分が感じたこの「いやな...
      「警察用語の羅列に辟易・・・鬱陶しいほど業界用語ふりがな。」

      ここに、激しく共感します。
      ・・・というか、自分が感じたこの「いやな感じ」と同じ思いの方がいてくれて、嬉しかったりします。
      2017/12/02
  • 警視庁の「心理応用特別捜査官」であった吉村爽子。
    所轄に異動になっても、様々な事件が彼女を襲う。
    果たして、心理捜査官の眼は、真実を見抜けるのか。
    シリーズ第2弾、ますます好調です。


  • 【読間】
    現在、ほぼ半分。
    連作短編。ストーリー展開は、面白い。前作を踏襲した上で新たな成長も綴る人物造形も、心地よい。

    ただ………、警察用語の特殊な略称をイチイチ全部ルビ打ち(読み仮名)されているのが、どうにも読みにくい。
    警察マニアが書いた警察小説…?と思えてしまうくらいに(苦笑)。

    というわけで、どこか冷めた目で読んでいたが…『ニューナンブ』でホロリとさせられた(笑)。この先は、グイッと感情移入して読めそうな予感。
    2012.10.29.書。

    【読了】
    うん………つまらなくは無かった。最後の一編は、かなりのめり込んだしホロリとさせられもした。

    しかし、どうにも………、物語の大筋は面白いのに細部の細かい演出やエピソードに幼稚さを感じてしまう。少年漫画のような………。
    佐々木くんの“謎”って…(笑)。

    筆者のデビュー2作目とのこと。次作以降の成長には大いに期待がもてる作家さんではある………と、自分に文才があるわけでも無いのにエラそうな感想(苦笑)。

    ★3つ、7ポイント。
    2012.10.30.了。

  • シリーズの中で読むのは3作目。
    短編なので読みやすくて、サクサク終了
    爽子自身が過去と向き合いながら、仲間と協力して進んでいく姿は応援したくなる!

  • 07月-09。3.0点。
    心理捜査官シリーズ、第二弾。
    所轄に異動になった主人公。前半は刑事としての物語がつづくが、後半は「心理捜査官」としての仕事を「活かす」ことに。。
    再生物語かな。次作に期待。

  • 心理捜査官・吉村爽子が活躍する9話からなる短編集。前作・警視庁心理捜査官のような長編でなく、ハードアクションも無いが、手軽に読めて良かった。

  • 21015/11/13読了

  • 警視庁の「心理応用特別捜査官」だった吉村爽子。世を震撼させた連続猟奇殺人事件を見事に解決したが、現場主義の組織と幾多の軋轢を生んだ。結果、爽子は強行犯係主任として所轄署に異動となった。さらにアクの強い刑事たちとの地道な捜査活動の日々。だが、爽子の心理捜査官としての眼は、平凡に見える事件の思わぬ真相を決して見逃さなかった。

  • この前にも1作あるらしい。
    でもこれだけ読んでも面白かった。

    警視庁の心理捜査官である爽子が性犯罪を中心に、その能力を生かしていろいろな事件を解決に導いていく。
    見逃してしまいそうな小さなきっかけや違和感から事件が動きます。

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著者プロフィール

岡山県在住。『警視庁心理捜査官』で鮮烈デビュー。この作品は人気TVドラマとしてシリーズ化された。吉村爽子と柳原明日香という女性捜査官二人を主人公とする「心理捜査官シリーズ」は好評を博し、その続篇も読者に熱狂を持って迎えられている。警視庁特殊部隊を描く「六機の特殊シリーズ」も、組織や装備などのリアルな描写と作品内で展開される戦略の緻密さが凄いと評判になり多くの読者を獲得した。この2シリーズで警察小説の書き手として不動の地位を築いたが、近著はなんと時代物! 幕末の世を疾風のように通り過ぎた美少女剣士の物語、『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴』。新境地を開いたのち、次にいかなる作品を引っ提げて打って出てくるのか、固唾を飲んで待たれている現況である。

「2023年 『交戦規則 ROE 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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