恋のかたち、愛のいろ (徳間文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932473

感想・レビュー・書評

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  • 原田マハのブルースの話が切なかったかな。角田光代はやはり安定の面白さだった。メアド違いの物語。

  • いろんな人の短編集が読めてお得感あり。

  • ほんのりと、どの作品もほんのちょっとだけ甘い。でも甘いばかりでないのが現実。「地上発、宇宙経由」(角田光代)の、一見複雑なような繋がりというか、縁のフライバイがおもしろいと思う。それと「星月夜」(小手毬るい)の切なさも捨てがたい。

  • どれもとても素敵でした。私は特に最後の角田光代さんのお話が印象に残っています。携帯電話は宇宙を経由して祈りのようなもので繋がっていると考えると、携帯での縁って何でもないように思っていたけれど、すっごいことなんだなあ…と思わされます。
    こういったアンソロジーの本って気になる著者のかたと巡り合うきっかけになるのでついつい選んでしまいます。
    そして、選んでよかったあと思わせてもらえるのですから
    とても、ありがたいです。

  • 読み終わりました。

    読了 2018年2月19日

    色んなお話があって、
    ハッとさせられる言葉も沢山あって・・・



    縁って何なんだろうとか
    どのお話も切ないのもあったけど良かったです。


    293 「いい思い出っていうか……いい思い出じゃないかもしれないけど、そういうのがあれば、人はなんとか乗り切れるんだと思う」

    この言葉、いいなと思いました。。





    21 意地もあったし、今後の生活に対する切実な思いもあった。今までと違う自分になりたかったし、なることで自分を支えられそうな気もした。

    26 ごめん。いつか、この三文字で、辰也に、そして自分に、ケリをつけられる時が来るだろうか。

    63 「今、このチャンスを逃したら、この世ではもう二度と会えない人」

    253 悠平の名前を見つけたときはどきりとした。連絡をとってみようと手帳に書きこんだ。しかしそんなことを本当に望んでいるのか不安になった。

    253 何も電話をするわけではないのだ。メールを送るだけなのだ。返信したくなければ無視できる。手紙と違って重々しくならないだろうし、嫌なら消去すればあとには何も残らない。何をうじうじ悩む必要がある。

    286 それでもまだ、信じていたのだ。ほかに交際している女性がいたとしても、悠平が最終的にともに暮らすのは自分だろうと。

    305 それにさ、会いたい、ってもし本気で両方が思ってたら、携帯なんかなくったって、だれかに邪魔されたって、いつか会えるよ

  • 7人の女性作家による短編集が収録。それぞれの女性作家ならではのストーリー。そして、短編ゆえに、終わり方にもそれぞれ余韻や含み、その後の展開を想像をさえる手法も、なかなか。

  • ごめん。唯川 恵 ★★★★
    星月夜 小手鞠るい ★★★★
    苺が赤くなったら 畠中 恵 ★★★★
    ブルースマンに花束を 原田マハ ★★★★★
    号泣男と腹ペコ女 ヴァシィ章絵 ★★★★★
    掛け星 朝倉かすみ ★★★★
    地上発、宇宙経由 角田光代 ★★★★★

  • けれど、縁とか運命というものは、明るい華やかなものでは決してなくて、奥へいけばいくほど暗くなる、得体の知れない洞窟のようなものなんじゃないか。p286

  • 軽い恋愛が読みたかったんです。
    でも思ったほどハッピーじゃなかった。

  • 原田マハさんの作品が読みたくて借りてみた。
    そして自分には恋愛沙汰が似合わないと改めて自覚したという。

    『ごめん。』(唯川恵)
    唯川さんはコバルト文庫の頃少し読んでました。
    主人公に全く共感できなかった。つーか女は怖い。
    あれは社会人としてやっちゃダメでしょう。
    ああいうことする人がボストン勤務とか出世できるってこと自体が
    理解の範疇を超えてました(爆)。

    『星月夜』(小手鞠るい)
    感情的な部分では読んでていちばん腑に落ちた。おとぎ話的な。

    『苺が赤くなったら』(畠中恵)
    『しゃばけ』シリーズしか知らなかったので、現代モノも書かれるんだと驚いた。
    修二がダメ男な割に用意周到というか頭が回る辺りが面白かった。
    そして最後の女の子たちの逆襲にはスカッとした(笑)。

    『ブルースマンに花束を』(原田マハ)
    なんで結婚相手にこの男選んじゃったかな、と思った。
    イコールなんでブルースに魅かれてくかってことが手に取るように判る。
    とはいえ息子の彼女にちょっかい出す親父はあたしは嫌だ(爆)。

    『号泣男と腹ペコ女』(ヴァシィ章絵)
    これもまた何で沢井さんに魅かれるのかがよく判る。
    淡々とした、この後どう転んでもいいかなと思わせる終わり方もよかった。

    『掛け星』(朝倉かすみ)
    最後にいいことが起こる予感があるのなら不憫なんかじゃないじゃん。
    と若干嫉妬交じりに書いてみる(笑)。

    『地上発、宇宙経由』(角田光代)
    それぞれの登場人物が掠るようにちょっとずつ関わってるという関係性が
    面白いと思った。
    この本の中でいちばんお話として纏まってた印象。

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