海王 上 蒼波ノ太刀 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198934781

作品紹介・あらすじ

剣豪将軍として名高き足利第十三代将軍義輝が松永弾正の奸計により斃れてから十二年。ひとりの少年が、織田信長の戦勝に沸く堺の街に姿を現した。少年の名は海王。蒼海の獅子と呼ばれた倭寇の頭領・五峰王直の孫として育てられた少年は、自らが将軍義輝の遺児であることを知らない。だが運命は、少年に剣を取らせた。信長、秀吉はじめ戦国の英傑総出演。壮大な大河ロマンついに開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 上中下通しての感想。
    父から薦められて一気読み。
    「剣豪将軍義輝」の続編にあたる内容なんだけど、海王(ハイアン)という義輝の遺児がこの物語の主人公。
    当然ながら信長・光秀・秀吉・家康なども絡んできて前作に続きドキドキワクワクの連続でした。信長の最後も義輝を思い出してしまい切なかったなぁ。。面白い時代・歴史小説を読みたい人は「剣豪将軍義輝」と合わせて読むべし!!

  • 読了。下巻にまとめ。

  • 剣豪将軍義輝を読了した後に、そのまま手に取ったこの本。義輝の世界観に惚れ込んだ後だったので、一気に読了。

    義輝の人生を読んだ後にぽっかりと穴が開いたような心を満たしてくれるような作品でした。

    それにしても前途多難の予感。またここからもハイワンの人生を泣いたり笑ったりしながら追いかけていこうと思います。

    宮本先生の著書で初めて長編小説というものを読みました。大作です。読んでいて飽きたりしんどくなったりそんなことは全くなく、逆にどんどん物語に引き込まれてしまいます。伏線にゾクゾクする!楽しい!

  • 「海王(上)蒼波ノ太刀」を読みました。

     傑作「剣豪将軍義輝」の続編にあたる大作です。

     将軍義輝が亡くなってから12年。義輝の遺児、海王は自分が何者かも知らずに、自分を求めて旅に出ていく。その旅の中で剣の道に進んでいくのも宿命のようであった。そして時代の流れは海王を巻き込み、大きな歴史の中で成長していくのであった。

     「義輝」の続編だけあって、読み進めていくのがとても楽しみでした。

     時代は信長になり、この上巻では信長との出会いや邂逅が描かれ、これから海王にどんな運命が待っているのか、「義輝」以上の興奮を味わえそうです。

     信長をはじめ、戦国武将が次々の登場し、海王を取り巻く多彩な人物像も皆魅力的です。

     次の中巻で海王が彼らとどのように関わっていくのか、読み味わいたいと思います。

  • ハイワン他登場人物が多彩。

  • 今年になってから、織田信長あたりの時代の戦国物を立て続けに3作ほど読んだんですが、またもや・・・になってしまいました。足利第13代将軍義輝の遺児が信長の時代で活躍するというお話。

    足利将軍といえば、細川藤孝⇒明智光秀とつながっていくんだが、この二人の関係が、これまで読んだ作品と本書との間、どれもこれおも大きく異なっているので、歴史物は面白いが、まだまだ先は永そう。

    (2012/3/10)

  • 戦闘シーン、ほんとうまい。鰩十郎の博多弁がいい味出してる。さ、次行ってみよう

  • 室町幕府13代将軍義輝の遺児、 海王(ハイワン)を主人公としたエンターテイメント。
    中巻・下巻に期待。

  • 全3巻。
    ぶあつい。
    著者の出世作、「剣豪将軍義輝」の続編。
    http://booklog.jp/users/bullman/archives/4198912475

    うーん。
    なんだろ。
    いまいち。

    著者にたまに見られるややくどめの描写が一掃され、
    とても読みやすくなっているものの、
    そのせいか厚みがなくなった感じがする。
    むずかしいもんだ。

    で、
    チャンバラ有り、忍者有り、妖術有りと、
    あざとい要素てんこもり。
    それなりにワクワクするものの、
    詰め込みすぎな印象。

    敵役も多すぎ。
    一人一人とはそれなりに分かりやすい関係だけど、
    全員そんななので、
    結局誰がメインの敵役なのって感じになる。
    割と後半使い捨てられるし。
    前作同様。

    あと、
    途中いっぺん終わりそうになってんのに
    無理矢理設定でまた続く。
    ドラゴンボール思い出した。
    フリーザの後の。


    あんまり前作の続編って設定が
    いかしきれてない感じで、
    とりとめもないって印象だった。

    ただ、信長の最後はぐっときた。

  • こんなにも面白い物語があるとは!
    分厚い本だが、一気に読めた!
    ストーリーが熱く、海王の周りを固める人物達も魅力的で入り込んでしまった。
    残り2巻、楽しみ過ぎる。

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著者プロフィール

1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

「2023年 『義輝異聞 将軍の星 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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