インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)

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著者 : 真梨幸子
  • 徳間書店 (2012年11月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936242

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    一本の電話に、月間グローブ編集部は騒然となった。
    男女5人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。
    その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。
    茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。
    茂子の元に向かう取材者たちを待ち受けていたものは…。

    「殺人鬼フジコの衝動」の続編。
    衝動では語られていなかった真実が明らかになる。
    色んな謎が明らかになった。
    やっぱり、善人面していた茂子怖すぎ。
    サイコパスの血って受け継がれていくのだろうか…。
    カルマは巡るのだろうか…。
    簡単に他人を洗脳して、支配して行く。
    北九州監禁殺人事件や尼崎事件をモチーフにしているのでしょうが、
    何故事件の被害者達は、他者に助けを求めなかったのか、
    追い詰められた人の心理がとてもリアルに描写されていました。
    加害者のような人間が身近にいるかもしれない…。
    とても、とても怖い。
    この本も読んでて引きずり込まれて苦しかった。
    凄く嫌な気持ちになった。
    気分が悪くなった。
    でも、読み終えずにはいられませんでした。

  • 殺人鬼フジコ シリーズであるが、主軸はフジコの伯母で育ての親でもある茂子の息子、健二が起こした凄惨な事件。

    北九州監禁殺人からヒントを得、洗脳と恐怖によって人を操り、複数殺人を犯しながら証拠不十分で無罪になった健二。彼について独占インタビューを取るため、茂子の家を訪れた記者たちだが煙に巻かれ、一向に取材は進まない。

    次第に疲弊する記者たちを待ち受ける運命は…。
    負の伝染、箍が外れた人間の怖さ。相変わらず見事にイヤミス。

  • 前作のヒロインの殺人鬼フジコの叔母の茂子。
    茂子は、北九州監禁殺人事件をモデルにした監禁殺人事件の犯人・健太の母親でもあり、
    健太の事件に関する独占取材を応じるとの事で、取材者たちが向かうものの、そこには恐ろしい結末が待ち受けていた……。


    以上、そんなあらすじの名作恐怖サスペンス作品です!
    こちらも図書館で借りた後に買い直しました(^^)
    続編の今作は、未曾有の戦慄犯罪『北九州監禁殺人事件』をモデルにしているため、前作よりも怖さが増しつつも、
    過去の事件のインタビューだから凄惨な犯罪がリアルに描かれる事はなく、『北九州監禁殺人事件』モデル作品としては、最も少ない怖さでラストの驚きに仰天させられるサスペンスの王道名作となっていました(^-^*)/

    前作と同じく、ライトに怖いサスペンスを楽しめる名作としてオススメです!

    ちなみに今まで読んだ 『北九州監禁殺人事件』モデル作品は、漫画『闇金ウシジマくん』の『洗脳くん編』
    小説では誉田哲也さんの『ケモノの城』櫛木理宇さんの『侵蝕(単行本では『寄居虫女』というタイトル)』と今作で計4作読みました(北九州監禁殺人事件&類似の尼崎事件ドキュメント本も読んでます)が、
    作品として1番優れてるのは、 漫画『闇金ウシジマくん』の『洗脳くん編』

    次に、怖い上で面白いのが 『侵蝕(単行本では『寄居虫女』)』で、
    面白い上で怖いのが今作品。
    『ケモノの城』は犯行の再現度は高いものの、ラストがあやふや過ぎて恐ろしくグロいだけの残念作品でした(>_<)
    ともあれ今作は1番安全に未曾有の戦慄犯罪に触れられるので、 面白い上で怖さを味わいたい時にオススメです!

  • +++
    一本の電話に月刊グローブ編集部は騒然となった。
    男女数名を凄絶なリンチの末に殺した罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取った下田健太。その母・茂子が独占取材に応じるという。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になっ たフジコの育ての親でもあった。
    茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは。50万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を超える衝撃と戦慄のラストシーン !
    +++

    ひとつ前の読書のほのぼのした気分が一遍に吹き飛ぶような殺伐とした始まりで、一瞬本を閉じようかと思ったほどである。フジコの事件の再現も含まれてはいるが、一体何人殺されるのだろう。フジコと彼女を形成した環境、そして、彼女が生み出してしまった悪意の数々が、あとからあとから押し寄せてきていたたまれなくなる。下田茂子にインタビューはできるのだろうか、これからどんな厭な展開が待ち受けているのか、半分怯えながら読み進んだが、最後の最後でやっとこの件を仕組んだ張本人が姿を現す。この厭な連鎖はまだ続くのだろうか。ほんとうに厭な読後感の一冊である。

  • サービス精神がありすぎても、いけないものなのか

    殺人鬼フジコの衝動の続編。
    フジコの事件の種明かしを、フジコが預けられていた
    家のいとこが
    後に起こした犯罪の真相を追う記者たちから話させる、
    という内容です。

    難しいですね。
    いろんな謎があって、それが見事に明かされるのに、
    明かされると、興味が薄れてしまいます。

    ラストシーンなんかも、最後7行は説明語りなんかさせないで、
    彼の様子を客観的に描写するとか、カレーうどんをうまく使い、
    心情表現を表すとかでよかったのでは。

    読者の7割は言われなくても最後のオチわかってるんじゃないかな?

    あとは、北九州の監禁事件を予備知識として求めるのは、
    ちょっといかがなものかと。

    今読んでいる読者のある程度は、現代の事件として、
    北九州の監禁事件について見聞きしちゃっているので、
    里佳子の心情の変化がこのことなのか、と無意識に繋げて
    理解しちゃったと思うのですが、

    今後、時が経ってから読んだ人にとっては、高津区惨殺事件と
    北九州の監禁事件に対する知識レベルの差がつかないと思うし、
    この小説の文章だけでは心理描写のなぜ?が
    なぜ?のままなののではという懸念がします。

    北九州の事件を全く知らない人に、読んでみてもらいたいなぁ。

    と、要望多々あれど、いっきに読んでしまったのでその勢いに星は3つです。

  • フジコ事件のその後。北九州連続監禁殺人事件を彷彿させる内容ですが、連続殺人をする犯人の心理をもっと追究してほかったと思います。また、血は争えないということが身につまされました。

  • 「殺人鬼フジコの衝動」の記憶が残ってるうちに読もうと思ってた。だいぶ忘れてたので、ネットであらすじを復習。
    ふむふむ、かなりグロい小説だったことを思い出す。

    この小説もグロい。いたたまれないシーンも多く出てくる。
    これで「殺人鬼フジコの衝動」を読んでモヤモヤしていた部分がスッキリした、という感じか。
    いやいや、またまたラストがぞわっとしたんだけど。

    支配する側と支配させる側。洗脳とかとちょっと違うか。鎖で繋がれてる訳ではないのに、恐怖心だけで人に支配されてしまう、、、。本当に怖いと思った。

  • 殺人鬼フジコが衝撃的だったので
    こちらは、少し物足りなく感じた。
    でも、ラスト前辺りは読んでるだけで
    痛々しく怖い〜ってなる所が多々ありすごかった。
    自分の思い通りに人を動かす素質?って代々受け継がれるものなのかなと、怖かった。

  • 「殺人鬼フジコの衝動」が強烈だっただけに、この物語がひどく平凡なものに感じてしまった。
    他者をコントロールして事件を起こす。
    この手の設定の物語が最近は多いせいもあるだろう。
    「衝動」と「真実」を通してわかったことは、すべての事件を引き起こす元凶となったのは下田茂子・その人だということだ。
    彼女がいなければ、フジコの連続殺人も、健太のリンチ殺人も、そして自業自得ともいえる最後の事件も起こらなかったのでは?と思ってしまう。
    残念なことに茂子はこの物語でも重要な脇役といった立ち位置しか与えられていない。
    彼女の中に息づいていた半端ない負の引力はどこから来ていたのか。
    知りたいような、絶対に知りたくないような、どこか近づいてはいけない人間というのは存在するのだ…とあらためて感じた物語だった。

  • 「殺人鬼フジコの衝動」を読んだのが5年ほど前で、内容をすっかり忘れてる・・・しかも、あまり面白くなかったらしい。★3っつだったし。
    その後「孤虫症」でハマって、ぼちぼち読んでたので「フジコか~」と思いつつ購入してはみたものの・・・。
    前作を読み返さなきゃダメかしらね、やっぱw

    ちゃんと覚えてたら「おお!」ってなるような内容だよねw

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一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは…。

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