~警視庁心理捜査官~公安捜査官 柳原明日香 女狐 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936570

作品紹介・あらすじ

視察、秘撮、秘聴…とりわけ追尾能力に異能を発揮する公安部第一課の柳原明日香は、その冷徹な仕事ぶりから"公一の女狐"と畏れられていた。しかし、居並ぶ幹部の前で一本の秘聴テープを聴かされ愕然とする。自身の情事のあられもない喘ぎ声だった。ハニートラップ!?一体だれが何のために?降格され汚辱と屈辱にまみれた明日香は、自分を貶めた者たちへの復讐を沈着冷徹に遂行する。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年1作目。
    1作目として選択したのは、ちょっと間違いだったかも。
    ただ、ずっと探していて、年末ブックオフでやっと見つけたので、つい我慢出来ずに読んでしまった。
    このシリーズは「KEEP OUT」以来。続編が出ていることを知らずに、昨年新作を買ってしまっていたが、「KEEP OUT」までの話を覚えていない…好きな作家さんだったはずなのに。
    今作は公安の作戦に嵌った公安の女刑事・柳原明日香が主人公。「公安の女狐」と陰口を叩かれるが、犯人逮捕の為ならば、どんな汚い手段も選ばない公安らしい作品だと思った。
    事件自体は爆弾マニアとの攻防を描いているが、事件本筋より、公安を舞台に描かれる人間模様が面白い。
    誰が味方で、誰が裏切り者なのか?
    ラストまで分からないし、その分人間関係もかなり複雑で、読んでいて分からなくなる部分もあったが、読み終わった後は何だかスカッとする。
    自分を陥れた公安の仲間たちを蹴落として、次作では捜査一課に異動する明日香。
    「警視庁心理捜査官」の本来の主人公・爽子との絡みも本格的になって来そうで、個人的にもやっと先に進める。

  • 視察、秘撮、秘聴…とりわけ追尾能力に異能を発揮する公安部第一課の柳原明日香は、その冷徹な仕事ぶりから“公一の女狐”と畏れられていた。しかし、居並ぶ幹部の前で一本の秘聴テープを聴かされ愕然とする。自身の情事のあられもない喘ぎ声だった。ハニートラップ!?一体だれが何のために?降格され汚辱と屈辱にまみれた明日香は、自分を貶めた者たちへの復讐を沈着冷徹に遂行する。

  • さらっと読めた。もう少しページを多くして、主人公のキャラが立つようにしてもよかったのでは。心理描写も薄い。

  • カバーイラストに象徴される通り、“漫画的”なキャラ設定及び展開(笑)。

    けれども、飽きさせないスピーディーな進行が心地よく、一気に読めた。

    “警視庁心理捜査官”のサブタイトルから、シリーズ3作目かと思いきや、読めども読めども前作の関連キャラは出てこない……。終始“?”が頭をちらついていたという(笑)。

    最後の3ページでやっと登場したシリーズ主人公(笑)。作者さん、どうやら、壮大なシリーズにしたいらしいなと判断。

    買うべし(^-^)v。

    ★3つ、7ポイント半。
    2013.09.26.了。

    ※内容は十分に面白い部類に入っているのだが、カバーのアニメチックなイラストは…………、

    “軽い”印象を呼び起こすので、いただけない。


    シリーズを追ってきた読者でなければ、イラスト見ただけで敬遠してしまうだろうな……と。



    ※続編を読んで、一部修正。
    ヒロイン柳原明日香、シリーズ第一作にもしっかりと登場してたらしい。
    今作は、そのスピンオフ的な位置付けなのだと判明。

    あまり印象に残っていなかったけれど……(笑)。

    2013.10.30.追記。

  • 警視庁心理捜査官シリーズのスピンオフ作品という位置付けだろうか。ハニー・トラップに引っ掛かり、窮地に陥った公安の女狐・柳原明日香。果たして窮地を乗り越えられるのだろうか。

    そして、本編のヒロイン吉川爽子との邂逅は…

    テレビドラマ化に合わせて書き下ろされた中編という感じで、本編のような面白さは無かった。登場人物のバックグラウンドを知る意味では読んでみても良いかも。

  • 裏表紙裏の記載から2作目が一作目だと思って読む順序が逆になってしまいました。
    内容は2作目より良かったですね。逆に言えば2作目でパワーダウンしてるので3作目で作品評価が決まるかなぁ。

  • 挫折・屈辱・揺らぎながらも、真っ直ぐに自分を信じて仕事を進める姿に一気読み。
    あとから検索したらシリーズものだったのね。もう一度、ゆっくり読み返したいな。

  • 07月-08。3.0点。
    心理捜査官シリーズのスピンオフ。上司の柳原の公安時代を描く。
    公安らしい、欺し欺されのストーリー。こういう経験を経て捜査一課に行ったのかと分かる。

  • 大変 面白く読めました 

  • 公安の話自体は面白い。ただ、文章が長く、何を形容しているのかがわかりにくい。このせいか、読みにくい。

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著者プロフィール

岡山県在住。『警視庁心理捜査官』で鮮烈デビュー。この作品は人気TVドラマとしてシリーズ化された。吉村爽子と柳原明日香という女性捜査官二人を主人公とする「心理捜査官シリーズ」は好評を博し、その続篇も読者に熱狂を持って迎えられている。警視庁特殊部隊を描く「六機の特殊シリーズ」も、組織や装備などのリアルな描写と作品内で展開される戦略の緻密さが凄いと評判になり多くの読者を獲得した。この2シリーズで警察小説の書き手として不動の地位を築いたが、近著はなんと時代物! 幕末の世を疾風のように通り過ぎた美少女剣士の物語、『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴』。新境地を開いたのち、次にいかなる作品を引っ提げて打って出てくるのか、固唾を飲んで待たれている現況である。

「2023年 『交戦規則 ROE 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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