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本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

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著者 : 原田マハ
  • 徳間書店 (2013年6月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937065

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本日は、お日柄もよく (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

  • 友人が薦めてくれた本。
    自分の言葉を相手に響かせるためにはスピーチのテクニックが必要。信念や情熱があっても聞く人が耳を傾けるようなスピーチでなくては意味がない。
    なんとなく働いていたOLが言葉の持つ力に気づき、言葉の力を信じて選挙戦で活躍する話。

    -----------------------------

    敵キャラっぽく登場したワダカマがこと葉を認めて、ライバルとなり、なんやかんやでハッピーエンドになっちゃう感じ、最高だった。

    主人公の成長、大切な仲間(幼馴染)、尊敬する師匠、認め合う良きライバル。
    「努力・友情・勝利」の要素がすべて含まれた王道少年漫画的展開に感動した。
    何やってんだ少年ジャンプこれ漫画化しないでどうすんだ最高の原作になるぜ!ってくらいに興奮してしまった。

    -----------------------------

    重要な登場人物、癌で亡くなった民衆党の今川篤郎さんのモデルは間違いなく民主党の山本考史さんだ。参議院での山本考史さんの演説こそ政治のあるべき形のはず。
    https://www.youtube.com/watch?v=skLUObSLNHA

    2017年現在も、国会では議員たちの保身と足の引っ張り合いが続いている。なんとか学園とか献金問題とか本当にどうでもいいよ。今日も国立競技場建設現場で過労死のニュース。とても悲しい。
    弱者が苦しい思いをしない社会を作るのが議員先生たちの仕事なのに。
    災害復興、癌や受動喫煙対策、労働者を守る法令の整備、貧困家庭や高齢者への支援。命をかけてやるべき仕事は山積み。
    命をかけて弱者を守ってくれる人のスピーチが聴きたい。

  • スピーチ場面は、直接聞いた訳じゃなく、読んだだけなのに涙が出た。

  • アメリカの要職者にはスピーチ原稿を書く人がいる、というのは知っていたがその詳細についてはこの小説で初めて知った。

    いわゆる結婚適齢期、で結婚式に参列することが増えてきたが、実際に「ただいまご紹介にあずかりました〇〇です」から始まる長くて眠いスピーチばかりだったな、と思う。

    久美さんの存在感。かっこよさ。すがすがしさ。
    高校生の時、こと葉と同じように自分にも尊敬しすぎて大好きな先生がいたことを思い出した。

    途中から政治的要素が強くなりすぎて冒頭の勢いが失われる感じが少し残念だったが、総じて読んでよかった。出会えてよかった小説。

    言葉の力を私も信じたい。

  • スピーチ十ヶ条は大変タメになる

    そしてそもそも面白い、小説読みながら勉強出来るのはいいな

    1、スピーチの目指すところを明確にすること。
    2、エピソード、具体例を盛りこんだ原稿を作り、全文暗記する事。
    3、力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
    4、タイムキーパーを立てること。
    5、トップバッターとして登場するのは極力避けること
    6、聴衆が静かになるのを待って始めること
    7、しっかりと前を向き、左右を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
    8、言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
    9、導入部分は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
    10、最後まで決して泣かないこと。

  • 久しぶりに本を読んで涙しました。原田マハさん作品は楽園のカンヴァスしか読んだことがなくて、美術作品のイメージが強かったので、少し意外な内容。キラキラ女子のお仕事小説、と一言でくくってしまうにはとてもとてももったいなくて。
    言葉の持つ力、一方で、時には言葉なしに抱きしめることで相手を支えられるということ。その両面をうまく表していて、スピーチの力や日本語の美しさ、話をすることや人と人のつながりの温かさを改めて感じさせてくれた作品。
    読みながら、映像化してほしいなー!と思ってたけど、WOWOWですでに放送済みだったのか、、残念。
    ワダカマもなんだかカッコ良いし。もちろん久美さんも♡良い本に出会えました♡

  • 伝えたい相手のことをどれだけ思いやるか、伝えたいことに対してどれだけ真剣なのか、心を研ぎ澄ませることで、言葉の力が発揮されるのだと思った。

  • 作者のフィクションであるが、モデルが分かりすぎて、ドキドキする。

  • 読んでびっくり。まさかの政治小説?
    東京都議会選の最中に読めたので、現実とリンク。結婚式のスピーチは頭だけであとは延々と政治家たちのやりとり。ちょっと題とは違うような…
    そんなところはあるけれど、内容はよかった。どこまでリアルに書いているのかはわからないけれど、選挙の裏側が見て取れた。

  • 清々しいタイトルから、
    春の晴天の、いとこの結婚式を思い出した。

    スピーチの常套句ではあるものの、やはり良い言葉だと思う。
    結婚式であれなんであれ、式典でスピーチを任されたことは、まだない。
    ほんの一言ぐらいならともかく、スピーチ!

    以前、友人の結婚式で、スピーチを述べる友人が、
    スピーチをまとめた紙を忘れてしまったことがあった。
    記憶を頼りに話す姿は、たどたどしく、友人席から送り出した私もドキドキした。
    けれど、かえって、より心がこもっていたのだろう。気持ちが出たのだろう。
    友人の誠実さ、魅力、また話す彼女の人柄も伝わってくる気がした。
    いろいろ聞いてきたが、彼女のスピーチが一番心に残っている。
    久遠久美は、どう思うだろう。

    図書館スタッフ(学園前):れお

    ----------------------------------------
    スピーチライターという仕事を、この小説を読んで初めて知りました。

    主人公二ノ宮こと葉は、幼馴染みの披露宴で、ある女性のスピーチに心を揺さぶられます。
    その女性は、言葉のプロフェッショナル、久遠久美。
    どうしても彼女の事が気になって仕方ないこと葉は、幼馴染みの厚志に「あの人は何者?」と詰め寄ります。

    ある場所で偶然久遠に再会を果たしたことから、平凡なOLだったこと葉の運命はめまぐるしく動き出します。
    政治家だった厚志の父の、一世一代の名スピーチ(代表質問)。
    あの草稿を共に練ったのは久遠さんだったのか!
    私も言葉で人の心を揺さぶるような仕事がしたい!
    そしてこと葉は、久遠に弟子入りし、言葉のプロを目指して突き進んで行きます。

    作中、数々の素晴らしいスピーチ、名言に触れることができ、感動的です。
    作者は、スピーチライターという設定を借りて、言葉で人の心を揺さぶることに成功しているという印象を受けました。

    ストーリーは中盤から政治がらみになっていくのですが、架空の名称を使ってはいても、実際の政権交代に絡めた展開は、その後を知っている世代には少し空しいものがあります。
    あくまでも、フィクション、エンターテイメントとして割り切るのが、この作品を楽しむコツです。

    もうひとつ、いいなと思ったのが、登場人物の名前です。
    名は体を表す。
    キャラクターに合わせて存分に練られたネーミングを楽しんでください。

    図書館スタッフ(学園前):山姉さん

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=2410004101

  • あったかい本だったなー。言葉の大切さをしみじみと感じさせられた。自分は書くのも喋るのも不得意だからこの人達に憧れる。せめて語彙力だけでも高めたいので、まだまだ本を読もうと思う。
    こういうカッコいい女性っていいよね。
    好きだわ、こういうの。

    ただ、民主党の大惨敗を目にしたので、その辺は複雑でもある。

  • スピーチが、全部、すっごくいい!感動で胸が熱くなります。
    なのに、なぜ恋愛模様はこんなに幼いのか?ガクッときてしまう。

    郵政民営化の後の総選挙。ってことは、モデルはあの政党なんだろうなぁ。その後のゴタゴタを連想してしまって、ここでも個人的にガックリ。

    スピーチライターを本職にしてる人って、日本でどれくらいいるのでしょう。影の存在だから、あまり宣伝してないのかな。
    今後は良いスピーチを聞いたら、スピーチライターのアドバイスか?と疑ってしまいそうです。

  • 友人の結婚式に招待された.
    無性に結婚式にかかわるお話を読みたくなり,表紙とタイトルに惹かれ購入した.
    とんでもない,熱血お仕事小説で,ありていに言って最高だった.

  • スピーチライターのお話。100ページ位まではおもしろくてこの先の展開が期待されましたが・・・あとはほとんど政治の話となりガッカリ。

  • 言葉の持つ力を、これほど「まっすぐ」表現したお話もないのじゃないかな。
    随所に、久美さんやワダカマくんが作った、心あるスピーチがそのまま載ってて、なるほど、人を動かす言葉とはこういうことなのか、と感じた。
    確かに、世界を変えた言葉たちやスピーチは確かに存在して、それは、その時の時流とか情勢に、心ある言葉が絶妙なタイミングで乗ることで、世界を変える動きを作り出すことになったのだろう。
    スピーチライターという仕事があることも知らなかった。

    素敵な人は素敵な言葉を操る。私も、素敵な言葉を発せられる人でありたいな。

  • 困難に向かい合った時、もうだめだ、と思った時、想像してみるといい。三時間後の君、涙が止まっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。
    言葉の力ってすごい。人を励まし、支え、感動させる。感情豊かでひたむきでまっすぐな主人公こと葉、その周りの家族思いな、友達思いな姿に感動した。

  • 我が国において、はたして生業としている人がいるのかどうか疑わしい職業に「スピーチライター」がある。方やアメリカ大統領にはお抱えのスピーチライターが存在し、聴衆を感動の坩堝へと引き込み、スタンディングオベーションを巻き起こす。本書は伝説のスピーチライター自らが書き、語った披露宴の祝辞に偶然に聴き入った平凡なOLが感極まり、弟子入りすることから始まる。時に政権交代前夜。ヒロインは野党第一党のスピーチライターに抜擢される。奇想天外・荒唐無稽と言うなかれ。丁寧に張り巡らされた伏線は見事に回収され、「ええ話やん!」に落ち着きます。スピーチの極意もきちんと書かれています。祝辞しかり、街頭演説しかり、プレゼンしかり。感動を呼ぶスピーチは相手は定め、相手を知りつくすことはいうまでもない。テクニックはもちろん必要。その上で忘れてならないのは、語り手の中に相手に対する愛情があるかどうか。その大切さを教えてくれる好著。

  • 文書を書く楽しみ

  • スピーチが、いい。
    それが肝だから、当たり前なんだけど、いい。

    すごく連続ドラマ向き。
    映画でもよし。

  • 6/12
    ショパンを生涯、苦しみながらも愛し続けたフランスの作家 ジョルジュ・サンドの言葉
    『愛せよ。人生において、よきものはそれだけである。』

  • 何度も読み返してる。
    毎回泣いて、毎回心が温まる。
    言葉の大切さが沁みる。
    周りの人の大切さを改めて感じて、また頑張ろうと思える。
    わたしの人生においてとても大切な1冊。

  • スピーチライターにスポットライトを当てた作品。言葉の力を改めて感じるため、一言一句大切にしながら読了。スピーチの極意は実際に使えそう。

  • 結婚式の新郎謝辞等のために購入(笑)

    スピーチライターの本。
    前に立ってから、すぐにしゃべりださない。
    しゃべりだしに無駄な枕詞はいらない。
    等々。

    参考になったし(当日はこの本のことを思い出す余裕はなかったけどw)、小説としても気持ちのいい本だった。

  • 古代ギリシア、ローマ時代の憧れの的、パルテノン神殿での哲学者の演説を思い起こした。素晴らしい演説は人を動かし歴史に残ることは、遥か昔から、何千年の時が経っても、変わらない。言葉が人を感動させ人を動かす。その重みと感動を、暖かなキャラクターが語りかけてくれる。

  • 浜田マハさんの作品は、「楽園のカンヴァス」を読んでました。
    本作は、本屋さんに平積みされてたので、なんとなく購入(^_^;)
    スピーチライターのお仕事小説とあったので、話としては興味あったんだけど、思っていたより文体も内容も軽くて、軽すぎて、私にはあまり響きませんでした。
    政治の話が多くなって、そこがどうしても表面的なんですよね。
    結婚式とかイベントとか、そう言う話でまとめれば良かったのになぁ、という感じです。

  • お気楽OL主人公こと葉が友人の結婚式でであったスピーチライター久遠の素晴らしいスピーチに触れ、またその素養により久遠のもとで劇的な成長を遂げていく。スピーチという言葉の力により、聴いた人々は感動し、幼馴染であり好意を寄せていた厚志の進むべき道をも変えて行く。本編に散りばめられた数々のスピーチに感動するとともに最後に良かった!と素直に思える作品。

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OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)の単行本(ソフトカバー)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)のKindle版

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