- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198937522
作品紹介・あらすじ
一日だけ時間を戻せることができる『古い腕時計』を、偶然にも手に入れた人たちの7つの奇跡の物語。「片想いの結末」「四番打者は逆転ホームランを打ったか?」「最後の舞台」「起死回生の大穴」「おばあちゃんとの約束」「明日に架ける橋」「運命の恋」。まちがった時間を正すことは出来るのか……。
感想・レビュー・書評
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タイムトラベル物の短編集。
チャンスに弱い四番打者や、売れない漫才師などが登場。
彼らが手にする古い腕時計、様々な悩みや苦悩を抱えながら、それを小さな時計屋に持ち込み、翌日その時計を受け取ると、なんと1日、時間が戻っていた...
未来が分かっているので、上手くやり直せると思いきや、読者の想像を見事に裏切ります。
決して、ハッピーエンドには、ならないものの、それぞれの短編が見事に絡み合い、各ピースがピタッとはまり、最後に結末を迎えるのは、さすがです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間SFもの。短編集。不思議な腕時計の力で1日だけ人生をやり直せすことができる。必ずしもハッピーエンドにはならないがひとつひとつの短編が少しづつ絡み合ってエピローグをむかえる。
割と淡々としていた印象。 -
ある腕時計を持っている人々が、時計が壊れ、それを直すことでタイムスリップをして、「あの時、◯をしていれば!」という過去を変えるお話。
読む前は、当然、タイムスリップをするのだから、ハッピーエンドなんだろうな。と思っていたが、一話目から裏切られた。
え?そうくる?という感じ。
結局、タイムスリップをしてもハッピーエンドにはならないというような話なのかなー?と読み進めると、ちらほら、良い終わり方(ハッピーエンドではないが)と思われるものも出てくる。
そして、最後の最後のエピローグ。
そこで、「え?そうくる?」と思ったものたちのいくつかが救われた。
それを読んで、やっとホッとし、和んだ。
でも、文書が時々、読みにくい感じがするところがあったので、この作家さんを再度読むか?と言われたら、少し考えてしまうかもしれない読了感。 -
時間SFものの連作短編集
どの話も不思議な腕時計で時間を戻って失敗したところをやり直すパターン
う~ん、なんとも納得の行かない結末だなぁ
最後語の最後で無理やりハッピーエンドにするやり方、あまり好きじゃない
オチをつけるならその一回一回毎にしてほしいなぁ
小説の賞みたいに作品がつながってたりするところはいいんだけど
そーゆー絡みがもっと欲しかった -
頑張って読み進めましたが途中で断念。蘇部さんって、こんなに文章稚拙でしたっけ?あまりに軽い文章に頭がクラクラきてしまい、耐えられなくなってしまいました。
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少し混乱したけど、読みやすくてよかった。
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ほんのり。
単純で先が読める感じだったけど、暖まる話。
いくつかのセリフは心に残ったなぁ。 -
個々の話は展開が同じすぎて
またこれか…
となる箇所もあったが
最後個々の話に繋がりがあり
最終的な感想は
なんだか不思議
もう少し時計屋さんの方にも
触れてほしかった