おもいでエマノン: 〈新装版〉 (徳間文庫)

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著者 : 梶尾真治
  • 徳間書店 (2013年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937713

おもいでエマノン: 〈新装版〉 (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 地球に生命が誕生してからの総ての記憶を持ち続ける少女エマノン(=NONAME)。
    彼女が旅する先々で出会う人との話。

    中にはエマノンと同じく、普通の人間には持ち得ないような能力があるキャラクターも登場するのだが、人智を超えた存在への昇華には皆否定的であるのが印象深い。
    某大な力を扱うのに、人間の身体では容量が少ない。なのに、どうして彼等は「人間であること」に拘りを持つのだろう。

    この作品はシリーズ化されており、一話完結で非常に読みやすい構成となっている。
    記憶というのは、非常に曖昧なものである。
    しかしエマノンの持つ、種としての悠久の記憶は信憑性がある(設定になっている)、彼女もまたそれを持つことに対して疑いがない。
    彼女の抱える疑問は「なぜ、それを私が持つのか」という点に終始している。

    人が「覚えている」、または「忘れる」ということの不思議を考える。

  • 2011年5月16日漫画版を読み終えてから
    「是非活字で読みたい!」と思っていたから
    ★は甘めかもしれない。
    表題作のなんともいえない空気の漂う感じは
    この短編にあう音楽を見つけたいのだが見つけられない。

    切なさをまとったロマンティックな時間と恋愛系の
    「ゆきずりアムネジア」「あしびきデイドリーム」
    MADな感じの
    「さかしまエングラム」「うらぎりガリオン」
    超能力者の意味を追う「たそがれコンタクト」
    それらの中間に位置する「とまどいマクトゥーブ」
    人類の存在の方に中心を置いた「しおかぜエヴォリューション」

    あたりはずれはあるけれど、これから3ヶ月連続で
    エマノンに会えることが、まずは幸せ。

  • 面白かった。ン十年ぶりに読んだエマノン。
    まだ十代でエマノンと同じ年代だったなぁと思いながら、
    ぎゅうぎゅう詰めのナップサックにジーンズ、荒編みのセーターに胸まである髪、そばかすに、瞳の大きな堀の深い顔立ち、異国風とも東洋系とも見える美人とも美少女ともいえる。そして両切りのたばこ。
    なじみのフレーズに懐かしさを感じながら読みました。

    映像化するチャレンジャーはおらんやろ。

  • エマノンの設定がすばらしい。記憶が受け継がれるのね

  • 地球上に生命が生まれて以降の30億年間の記憶を持っている少女"エマノン"が主人公の短編集です。
    30億年...設定がすごいですよね。物語の内容もぶっ飛んでるかと言うと、意外と奇想天外な感じはしませんでした。
    シリーズ化されているので、続編も読んでみたい。

  • 有名な作品、一度読んでみようと手に取る。
    主役はエマノンなのだろうけれど、
    脇の人たちの描写が作品の肝なのかもしれない。

  • これ、シリーズを読破すればエマノンの存在意義が見えてくるのかしら。

    どの話でもエマノンについて得られる情報は同じ内容ばかりで、これを読んだだけじゃあスッキリしないなあ……。

  • 徳間デュアル文庫(http://booklog.jp/item/1/4199050086)の新装版。

    地球に原始的生命が誕生してから現代まで三十億年間の記憶を遺伝し続けながら生きる少女、エマノンと、彼女に関わる人々を描いた短篇集。
    設定や登場キャラクターなど、社会問題やファンタジーの要素もありつつ、SF的なハードさがあって良い。

  • 鶴田謙二の漫画の方からエマノンに出会いました。

    思ってたよりSF!!

    さかしまエングラムととまどいマクトゥーヴがめっちゃ好き。
    さかしまエングラムは、ラストの星の場面がとても、きれい。
    とまどいマクトゥーヴは神月くんがああ、だめだ大好きだ。

    エマノンは、すべての男子たちの母で恋人だ。
    永遠の憧れだ。

    過去から続く時代の人々を、
    人類を、
    地球を、
    すべてを愛して、
    でも一人の女性としても今を生きるエマノンは同時に私達でもあるのだ。
    めちゃくちゃ、かっこいい。

  • コミック版が良かったので、小説版を読みたいと思っていたところに復刊でうれしいかぎり。コミック化されたのは現代を舞台したエピソードばっかりだったのでSFという印象が薄かったが本書を見て納得。

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おもいでエマノン: 〈新装版〉 (徳間文庫)の作品紹介

異国風の彫りの深い顔立ち。すんなりと伸びきった肢体。ジーンズにナップ・サック。ながい髪、おおきな瞳、そしてわずかなそばかす―。彼女はエマノン、ぼくが出会った不思議な少女。彼女は言った、「私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ」と。彼女の口から紡ぎだされる、母から娘へと伝えられたさまざまな『地球』のおもいでたち。
地球の意思に導かれ、旅をする彼女の軌跡を描く人気シリーズの原点。

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