仕舞屋侍 (徳間文庫 つ 14-4)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937966

作品紹介・あらすじ

かつて御小人目付として剣と隠密探査の達人だった九十九九十郎(つくもくじゅうろう)。だが後輩がお役目で命を落としたことを機に職を辞し、いまは町屋でもみ消し屋を営んでいる。齢を経たからできる練れた交渉。見えてくる人の心の綾。だが、その九十郎も驚くことがある。ある日家に帰るとひとりの童女が「お帰りなさいませ」と膝をついた。父母を亡くし、賄いとして雇って欲しいという。少女の目的は? 活劇と涙、人生の味わいつまった新シリーズ!

感想・レビュー・書評

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  • 最後に全ての裏事情を説明されるこの感じ…最高すぎます。

  •  九十九九十郎が小人目付退職後の生業として営む示談仲介屋。様々な事情を抱える人間から持ち込まれる依頼をしたたかに捌く九十郎を描く活劇人情ミステリー。シリーズ1作目。

          * * * * *

     主人公の九十九九十郎。この名じたいがすでに芸名っぽい。なにやら時代「劇」のにおいがプンプンします。でも、そういう設えは大好きなので期待しながら読みました。
     
     九十郎が小人目付退職後の生業として示談仲介屋を選んだ理由がわかりにくい以外は、期待どおりの活劇人情で、思ったとおり『算盤侍(風の市兵衛)』と重なる部分も多く、十分楽しめる作品でした。また、紅一点の存在であるお七という女児の設定はとてもよかった。

     注文をつけるなら、市兵衛にとっての弥陀ノ介のような腕の立つ友人も何人か登場させて欲しいと思いました。 

  • またまた新しい職業の人が出て来ました。

  • 新シリーズですね。次巻は出ているのでしょうか?

  •  かつて御小人目付として剣と隠密探査の達人だった九十九九十郎(つくもくじゅうろう)。だが後輩がお役目で命を落としたことを機に職を辞し、いまは町屋でもみ消し屋を営んでいる。齢を経たからできる練れた交渉。見えてくる人の心の綾。だが、その九十郎も驚くことがある。ある日家に帰るとひとりの童女が「お帰りなさいませ」と膝をついた。父母を亡くし、賄いとして雇って欲しいという。少女の目的は? 活劇と涙、人生の味わいつまった新シリーズ!

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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