夜に誘うもの (徳間文庫)

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著者 : 日野裕太郎
  • 徳間書店 (2014年4月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938239

夜に誘うもの (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

  • 少し色っぽい、官能的なシーンを挟んだホラー短編集。

    ・からすばのゆうずつ
    烏の化け物は、人とおのれとの子孫を残したかったのか…?
    人としての姿はとてもかわいい。この本の中で一番かわいい。

    ・雨隠しの美し雫
    幼少期に母親に捨てられそうになった経験が主人公に「視える」能力を授けていた(怪異に助けられ食べ物を与えられる=黄泉戸喫によって能力開花)という設定がよかった。
    主人公の恋人の存在が謎めいて不気味なまま幕を下ろす。

    ・夜に誘うもの
    表題作。
    シスターに近いような立場の主人公と、彼女を襲った吸血鬼(インキュバス属性も若干あり)の男。
    神聖なものを汚すというのはどうしてこんなにもいいのか(笑)。

    ・遊戯にはぜる淡い桃肌
    ストーリーとしては一番好き。
    捕らわれて男たちに身体を提供している妖の女の子と主人公が最後に心を通わせるのが良かった。
    さらに、主人公の兄(神職)が姉のことを想いながら妖を抱いてたシーンが衝撃的で良い。

    ・あたしの欲しいもの
    妖の類の出てこないサイコホラーのような話。
    想い続けた男は多分もう死んでるのに、「欲しいもの(局部)」が手に入ったらさほど悲しんでいないという主人公の女の子がオチ、というラストにちょっとどんでん返しの趣向を感じた。

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夜に誘うもの (徳間文庫)の作品紹介

あちらの世界は甘くて残酷――官能的で幻想的な5つの物語。不思議な祭で出会った少女に導かれ…(「からすばのゆうずつ」)。黄泉の世界の住人の声が聞こえる和樹は…(「雨隠しの美し雫」)。吸血鬼に襲われた雪は、理性が壊滅するほどの快感を知り…(「夜に誘うもの」)。山奥の聖域で、大人たちは少女に…(「遊戯にはぜる淡い桃肌」)。愛する男に、あたしの手は届かない(「あたしの欲しいもの」)。夢かうつつか、妖しの者との恋物語。

夜に誘うもの (徳間文庫)はこんな本です

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