クロノス・ジョウンターの伝説 (徳間文庫 か 7-8)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (653ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198939373

感想・レビュー・書評

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  • 梶尾真治らしい物語でした。
    とても厚い本なので、飽きてしまう方がいてもおかしくはないかな。
    私はそれなりに楽しめました。

  • タイムパラドックスのラブストーリー

     あり得ない設定による男女の家族のラブストーリー。なるほどなぁと感心するストーリーが連作で語られる。楽しい本だね。

  • 時を司る神の名を持った「クロノス・ジョウンター」を巡る短編集。神様というのは気まぐれというイメージ通りこのクロノス・ジョウンターも使用するには致命的な欠陥を持っていた。それを知っていてもなお使おうとする人々。それも自分の為ではなく大事な人に為に。他人の為に動けるか?自分だったらどうだろう?やっぱり躊躇するし、使わないと思う。特に吹原和彦みたいにはなれない。何度も何度も挑戦し、諦めない。例え自分が何処に飛ばされるかわからなくても。全編「タイムトラベル」を扱ったラブストーリーだった。解説の辻村さんと同じく私も舞台(初演)で知った。おかげで脳内では吹原も野方も樹理・ひー兄ちゃんも里志も初演キャストで動いていた。

  • ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。
    とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。
    辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。
    それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。

著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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