お髷番承り候 十 君臣の想 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198939540

作品紹介・あらすじ

悪漢に屋敷を荒らされた深室家は目付に不始末を厳しく追及される。将軍家綱のお髷番にして寵臣深室賢治郎は窮地に陥るが、老中阿部忠秋の計らいで難を逃れた。これに業を煮やしたのは賢治郎失墜を謀る異母兄松平主馬。冷酷無比な刺客を差し向け、魔手は許婚の三弥にも伸びる。進退窮まった賢治郎。そのとき家綱がついに動いた。権益を巡る傑物たちの攻防。大好評シリーズ、圧巻の完結!

感想・レビュー・書評

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  • 作者は10作をめどに連作をしているため、唐突のようにシリーズが終わってしまう。主人公の活躍はこれからだが、勘定吟味役と同じように新シリーズにつなげて欲しい。

  • 今回の役職は通称「お髷番」の 小納戸月代御髪係。
    終わってみれば、『実兄と義父が足をひっぱってくるのをなんだかんだ将軍のお花畑番(幼馴染)という立場からの「ざまぁ」』話で、実兄も義父もなかなかにモヤモヤさせられたが、個人的に堀田備中守がときどき言ってることがちぐはぐな印象もあってか、ちょっとしょぼかった。でも2年後再会の話も読んでみたいと読み続けさせる魅力はやっぱり上田先生。

  • 納得の最終巻。うまいことまとめられましたね。
    賢治郎の次のシリーズが読みたいなぁ。

  • シリーズ完結。
    面白かったー。
    これで終わり?と思ったけど、後書きに成長の物語とあったので、納得。
    成長した賢治郎はどんな風になっているのか気になる。

  • 第十弾での完結編
    中途な終わり方、紀伊の出方を含め今後何が?
    歴史は変わらないのでこのような形か?

  • 深室家のピンチを将軍が救う
    権益を動かすにも知性と覚悟が必要
    怒涛の終焉に読者は唖然・・・よかった

  • 74

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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