触法少女 (徳間文庫)

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  • 徳間書店 (2015年4月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198939595

触法少女 (徳間文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 少女が罪を犯そうとしている、そして罪を認めるまでの過程が秀逸。本当に13歳の子どもにこれだけ事を実現できるのか、というところが不思議だけれど、丁寧に書かれた犯行準備の様子を読んでいるとできるんだろうな、と思えてしまった。そして警察の捜査が始まると、犯行の❝あまさ❞という部分もでてきて、余計リアルだった。

  • 殺していい人は居ないけど、殺したくなる人はいる。
    結末に近づくと、様々な伏線に気づかされる。

  • 完全犯罪で殺人を犯そうとする中学生を描いたミステリー。貴志祐介著「青の炎」を連想させる物語なので、犯行がいかにバレるのかがミステリーとしての根幹かと思っていた。でも、完全に裏をかかれた。
    少年犯罪や児童虐待などの社会問題を背景にしながらも、キチンとしたどんでん返しが用意されたミステリーだ。
    若干読みづらい文もあったが、読み始めたら止まらなくなった。

  • ヒキタクニオの初読み。

    途中で結末の予想はついてしまったものの、物語に引き込まれて一気読み。

    中学生に毒物精製が可能かという点のリアリティーには目を瞑りつつ(笑)。
    少年法の是非、法の不完全部分、家族、虐待、思春期の思い込みや暴走・・・と、感じる部分は多々あり。そこは同時に、筆者がこの題材を通して語りたい(訴えたい)部分でもあったのだろう。

    さて、、、文庫裏表紙のあらすじ文に、不満。
    “教師や同級生男子を支配・・・うんぬん”……は、この物語の本筋から、かな~りズレてるよね(苦笑)。

    ★3つ、7ポイント半。
    2017.03.07.古。

    ※いま(2017年)、これを映像化するなら、適役が一人・・・芦田愛菜なんぞ、いかがだろうか?

  • めちゃくちゃ面白かったのに…最後の最後で萎えた。そういうお涙頂戴はいらない。
    あと男性陣の扱い…もうちょっとちゃんとして欲しかった。

  • 華麗な叙述トリックに、あっと驚くどんでん返しとサービス満点のミステリ小説で、しかも、親による虐待を生き延びて「施設」で暮らす少女たちの心の闇を照らすシーンはどこも素晴らしい。一方、その反動で人物造形がお粗末な刑事二人が子供じみているのは残念。中途半端な大人にせずに、三塚先生と同レベルのダメ大人にしてしまえばよかったのに。 九子が毒物抽出に情熱を傾けるシーンは、グレアム・ヤングに遠く及ばないながらも、それを彷彿とさせる。

  • おもしろかった!最後の結末に声が出そうになるほど驚いた。いや、最後のちょっと前にも驚いた。
    まさか華蓮のセリフを九子ご話していたなんて。
    まさか里実がとどめを刺していたなんて。

  • オチがちょっと無理がある感じ…

    嘘をつくのって苦しいよね
    それに押しつぶされそうになる心境があるのに
    どうしてもつかなきゃいけないなんて
    それもつらいな

  • 個人的には割と分かりやすいストーリーと展開で、驚かされるところはなかったが、その分読みやすく帰省の移動時間に読むには手頃だったと思う。
    設定が設定だけに、後半は苦い思いが胸にこみ上げ、切なくなってしまう。

  • こうくるかー!という感じ!
    少女らしい危うさとか、一途さとか、成長の過程のアンバランスさとか、そういうのがハラハラドキドキで、すごくよかった!

    少女でも、女は女。女はやっぱりコワいわ~~w

    お母さんのこと、好きだったのに、憎かったのね。
    そんな感じもしなかったんだけど。

    少女たちにとって、命は軽い。
    それって、想像力がまだ未発達だからなんだろうけど。
    その幼さが、哀しい。

    今しかない、って思っちゃったのが、やっぱり哀しい。

    殺しても、殺さなくても、殺してやりたいと思っただけで、もう心では殺しちゃってるんだよね。

    幸せそうに見えても、満たされていない少女たち。

    虐待の連鎖を脱して、幸せになって欲しいな。

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