禁裏付雅帳(1)政争 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198940218

作品紹介・あらすじ

老中首座松平定信は将軍家斉の意を汲み、実父治済の大御所称号勅許を朝廷に願う。しかし難航する交渉を受けて強行策に転換。若年の使番東城鷹矢を公儀御領巡検使として京に向ける。公家の不正を探り、朝廷に圧力をかける狙いだ。朝幕をめぐる関係はにわかに緊迫する。定信を憎む京都所司代戸田忠寛からは刺客が放たれた。鷹矢は困難な任務を成し遂げられるのか。圧倒的スケールの新シリーズ、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 徳間文庫で絞るなら「お髷番承り候」に続いて。
    「独身」「20代」「世間知らず」で「刀もそこらの旗本よりは遣える」と御馴染みのキーワードが並びます(好きです)。
    今回は松平定信と公家衆付近に挟まれます。
    先日、吉田神社から上賀茂神社、同志社付近を散策したのもあってか、場所が江戸城付近よりももっとわかって読んでいて楽しいです。

  • 新シリーズ第一弾
    松平定信の命により公儀御領巡検使として京へ、田沼派の生残り京都所司代に刺客を送られながらも無事撃退、しかし肝心の公家の不正の証拠は

  • 素直な鷹矢が役目をおうごとにどう成長していくのか楽しみです。

  • 2016.10.31

  • 2016.08.27.読了
    イマイチ。
    異なる状況だが、
    同じような設定のシリーズが始まって
    ガックリ。
    これから良い展開になればいいが、
    どれも若武士をうまく操ろうとする
    位が上のタヌキ達と、
    その場タヌキ達に叩かれながら、
    成長していく若い武士…
    みたいな感じ。

  • 松平定信が家斉(徳川治済)の大御所問題を
    積極的に画策している!
    途中経過にそんな事実があったかのように
    上手に騙してほしい

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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