グリーン・グリーン (徳間文庫 あ 53-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198942090

作品紹介・あらすじ

翠川真緑(みどりかわみどり)、通称グリーン・グリーンは県立農林高校の新米教師。畜産科には山羊と豚がいるし、園芸科には花、果樹、野菜の畑、ビニールハウスが並んでいる。真緑は失恋のショックを、炊きたてのおにぎりで救われたことがある。お米の力に感動し、赴任した彼女は農林高校で出会う厳しい現実と、季節ごとの行事を体験しながら、教師として成長してゆく。

感想・レビュー・書評

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  • グリーン・グリーンこと真緑の成長、受け持った個性的な生徒たち、田舎の暮らしや食事など色んなことが読んでいて清々しく感じられました。

    特に真緑に衝撃を与えたというご飯の描写は、おにぎりを食べたくなります。しかし振り返ると自分もしっかり「食」に感動した最近の記憶っていつだっけ…という感じ。人生観揺るがすほどの食事ってご縁ですね。

    豊福先生も朝日山先生も、それぞれ違った魅力があります。ちょっとだけ喜多川農林にお邪魔して授業を受けてみたいなー。

  • 表現が鮮やかだった

  • 読むと元気が出る

  • 農業高校新人教師のほのぼのストーリー。コミュニケーションをとるのが困難だった佐竹くんが、実習で、自分たちが育てた花をお客さんと会話しながら売るシーンが一番印象に残っている。

  • 「教職を目指す人が学校現場の実際を知る本」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=B20448

  • とても読後感の爽やかな作品だった。
    主人公、真緑の人間らしさや成長が瑞々しく描かれている。
    将来の漠然とした不安を一緒に乗り越えているような気分になった。
    豚と会話できるところだけ非現実的だけど、そのちょっとだけ中途半端なファンタジー要素が逆に好ましく感じられる良い作品だった。

  • 都会から田舎の高校に赴任して来た新米教師の成長物語。1年間だけだけど。
    豚と言葉を交わせる(?)というファンタジー要素が入っているのが不思議である。

  • 主人公がいらっとします。
    甘ちゃんすぎ!!
    農林高校の新米教師なんですが、ふわふわ×2。
    お話とは言え、そんなんで正規の職にありついているのも不愉快……(T_T)
    あさのさんは教師経験者なので、素敵な先生も出てくるんですけどね。
    後、比喩かと思ってたら、なぜかマジで豚が喋る(主人公だけわかる)というファンタジー設定。
    なんだこれどうした!?という一冊……うん、がっかり。

    カバーイラスト / 藤原 ヒロコ
    カバーデザイン / bookwall

  • Mさんに借りる。すらすら読めた。楽しい。

  • 都会育ちの新米教師が農林高校へ。
    失恋したときに食べたお米の産地へ赴任。
    そこで生徒に、もまれ教師に揉まれ、学校で飼っている豚にも揉まれ。何故か豚と話ができる真緑。豚は結構皮肉やだけどシンプルな分考えさせられる。
    新しい恋も始まるのかな?

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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