心の扉: ゲーン8 (キャラ文庫 い 1-13)

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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199002380

作品紹介・あらすじ

真・天空帝国に潜入したサリアが語る、王太子・ラカの人道を逸した人体実験の脅威。その恐怖と激しい怒りからヤンアーチェは帝国との決別を決意する。世界が激変する不安の中で、イリもまた頑なな心の扉を開き、ヤンアーチェに不器用な愛を告白。12年の間、擦れ違っていた二人の想いが、ようやく重なり合おうとしていたが…。激動のドラマチック・ファンタジー、ついに佳境へ。

感想・レビュー・書評

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  • ここまできた・・・

    はじめは楽しい物語であるわけではないので、なかなか読み進まなかった。

    え、いつの間に8巻を読み終えたのだ?・・・(笑)。


    さぁ、2003年発売の最終巻へ!

  • な、なんと胸の痛い……。
    GENEをここまで読んできて、なかなか感情移入できずに
    いるのですが、脇役がいい味だしてると思ってます。
    特に女性陣。
    男がとことん不甲斐ない作品であるため、魅力を感じない。
    唯一マシなのがバルトでしょうか。あとアリー。
    そんなアリーがとんでもないことになっちゃったわけですが、
    その元凶ある男、ホークァンが大嫌いです、ずっと。

    作中ではものすごい切れ者、みたいに書かれてますがどこが?



    肝心なところで詰めが甘い(肝心じゃなくてもお坊ちゃま)
    底が浅い。全然頭の回転速くない。
    あきらめが早い。だめだと思ったらすぐ酒と麻薬に走る。



    えー……と。
    世の中の駄目男の典型なんですけど。
    アリーやサリアからして、いったいこの男のどこにそんな魅力が
    と小一時間問い詰めてみたいところではあります。
    サーシャとホークァンの自己愛っぷりは同列だと思います。


    とまぁ、そんなどうしようもない男の話はどうでもいいとして、
    漸くイリとヤンアーチェが本当の意味で結ばれました。
    先の展開が簡単に読めてしまうので、ある意味安心して読める
    SFファンタジーです。
    ここまで読んできて、海賊シリーズの方がかなり面白いなと
    思うのですが、最後でどんでん返しを期待したいと思います。

  •  なんというか……
     いきなり時間がサリヤが帰ったところまで飛んだので、一瞬迷子になりましたが、ちゃんとその間のことも、後々ちゃんと振り返ってくれているので、迷子から無事、復帰できました。
     なので、時間軸がわからなくなることはないかな、と思います。

     今も昔も、政治に対して全く興味はないが、実はこれからの政局?(と言っていいのかしら?)で一番重要なところを担ってたイリ。
     そんなイリが、ついに自分の気持ちを正直に、ヤンアーチェに伝える……
     なんというビッグイベント!

     まさか、最終回前にして、こんなシーンが見れると思いませんでした。
     まるで、中学生みたいな告白シーンのやり取りは、かわいらしくて、素敵だったと思います。


     なんですが、神様(この場合は作者様?)は、イジワルで二人に更なる試練を与えます。
     この状況を読んだとき、思わず心の中で「おおおおおおおおおおおお」と叫びました。
     ネタバレになるので、言いませんが。

     そんな感じで、ますます目が離せない8巻でした。
     後はもう、完結へ向かうしかないんですが、それが少しもったいなく感じるくらいです。

  • やっとイリとヤンアーチェがお互いを認め合う。でもイリと因縁のありそうなラカと真・天空帝国の動きが少しずつ表面化し、事態が急変する。なかなか幸せになれない二人が辛い。

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