なぜ彼らは恋をしたか (キャラ文庫 し 2-19)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199005701

感想・レビュー・書評

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  •  大手建設会社の若きチーフ・デザイナー・緒方。
     彼の次の仕事は、業界の第一線で活躍するアーティストを多数抱えたレコード会社の新社屋。
     けれど、実はこの仕事、今大人気の新興のデザイン会社との合同の仕事であった。
     大手の意地から、何としてでもイニシアチブを取りたい緒方たちだったが、相手の会社のデザイナーである堂島は、緒方の気持ちを知ってか知らずか、緒方との距離を近づけようとしてくる。

     緒方は、己の才能を信じていたけれど、堂島のデザインを見て自分が打ちのめされたのを知った。
     繊細でそれでいて大胆で――その確かな才能に見せられ、緒方の中で堂島がどんどん無視できない存在へとなっていく。

     そして、二人で旅行に出かけた日。
     堂島は緒方に、自身の恋心を露にした。

     それっきり、堂島のことが頭から離れなくなってしまった緒方は――

     という話でした。
     かなり大人向けの恋愛話。

     仕事もできて、稼ぎもきちんとあって、という大人な二人がお互いに仕事の才能をきっかけに惹かれ合って、最後はどうしようもなくなって、それでも余裕のポーズは崩さずに仕事は譲らずに、やる二人の話。

     大人の恋愛ってこうありたいないー……と個人的には思いました。
     読んでると少し背筋が伸びたような気がします。

     だから最後も相手にゆだねるのではなく、まだまだ主導権は譲らない形でのハッピーエンドでした。

  • いいものをいいといえる姿勢が素敵です。

  • 建築デザイナーもの。
    お仕事描写に説得力がある。
    緒方の男前さが好き。二人の今後が読みたい。

  • 結構前にも読んでたんですが読み直して「ほう…v」となります。
    ライバル会社デザイナー×若きチーフデザイナーのうずうず物語り。
    クール(私的に)受けですよ!眼鏡もセットですよ!
    相手のデザインの凄さ?にもんもんと葛藤する受け。
    それに恋を掛け合わせて…いやいい!なんか純粋だっ。
    こんなきゅんvとなる恋がしてぇ…←

  • これだけツンツンされてチューしたいと申し上げる攻めの勇気、どっからきた~。とか色々説得力がなくてう~。建築系リーマンに釣られたんですけど…。挿絵はお気に入り。

  • 攻め:堂島譲
    受け:緒方将貴


    業界内大手建設会社の緒方は新しいビル建築で新興のデザイン事務所と組む事になり、顔合わせを行った。その時初めて会った堂島に強引に好意を寄せられ自分のペースを掻き乱されそうで戸惑う。
    あろうことか、強引に誘い出した温泉では惹かれていると言われ手を握られた。
    そして斬新なデザインの設計をしてきた堂島の図面を見てショックを受けた。
    日に日に気になる存在になる堂島…、その気持ちに名前が付かない緒方。だが…。


    面白かった!
    建設業界でビルを立てる(設計)という工程が細かく描写してありこっちまでそこで働いてみたくなる。
    受けの緒方が頑なだった冷たい面が、堂島という素直で明るい人間に憎からず思うようになるまでの工程や、その自分の気持ちが分からない切なさや、堂島に負けなくないと思う気持ちなどが切々と語られる。
    好きだと認識したあとも馴れ合わない緒方が良かった。
    堂島はワンコ系なんだけど抑えるところは押さえてあって。

    エチは1回だけど、面白い小説でした。

    企業作品というのかな、面白かった。

  • 緒方側の上司は散々あれこれ言ってたのにそんな簡単に認めちゃっていいの?って拍子抜け、と同時に平和的で良かったなあとも思いました。 もっとお互いに甘々になった所も知りたいかも

  • お仕事話は楽しいですが、教会はゆずらないほうがいいと思うぞ。エロ増量希望。

  • 仕事の姿勢とか、考え方がきっぱりと違う二人の感性で、引けない部分と折り合いをつける部分。
    自分が携わっているビルの設計に対する向き合い方が違うのは当たり前なのに、堂島の才能に激しい嫉妬を抱く緒方。
    そんな彼を苦手だと思う反面、どこか気になってしまう。
    今まで何気なく見ていた風景が、違った風に感じることを堂島から教えられて、仕事に対して凝り固まっていた部分が少しだけ変化していき、同時にゆっくりと堂島に興味を惹かれていく辺りに、微笑ましさを感じました。
    さすが秀さん。仕事する男を書くのが上手いなぁと。

    がっつりとした「恋愛」ではなく、ゆっくりとしたペースで「恋」という感情に触れていく感じです。
    緒方が葛藤するのも、堂島がその性格をなんとなく掴みながら近づいていくのも、じりじりしつつ楽しめました。
    個人的には、ラストらへんの余裕のない堂島の台詞も好きだったり。
    熱くなった彼の手の描写がなんだかツボにきました。

    堂島の気さくな性格と、きっちりと真面目な緒方のこれからも読みたいと思いつつ。





    <あらすじ>
    建設会社の若きチーフ・デザイナーの緒方。次の仕事は新興のライバル社と合同の新ビル計画だ。会社の格と己の才能、当然リードするのは私だ―けれど相手方のデザイナー・堂島は、骨太な容貌に、繊細で確かな才能の持ち主。見せられた第一案に早くも打ちのめされる。「誰よりあなたに認めてほしいんだ」素直に意見を求める堂島に強い羨望と嫉妬を覚えつつ、緒方はその存在を無視できなくて。

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著者プロフィール

秀香穂里 Kaori Shu
動画配信サービスにハマっていてずーっと観ています。そのうち、
配信者さんに憧れる受けの話が書きたいです!

「2019年 『溺愛アルファに娶られたホテル王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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