- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199006234
感想・レビュー・書評
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リリー姐さんが、やっぱりステキ。
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ウォルシンガムの息子トマスの死──その訃報(ふほう)に、ジェフリーの審問会は一時休廷。ロバートの進言で、ナイジェルは身の回りの世話係を許される。陰惨な牢に満身創痍で横たわり、気丈に軽口を叩く親友の姿に、ナイジェルは溢れる涙を押し隠す。必ず容疑を晴らして生還させてやる!! 船長不在の今、命を賭してくれたキットと仲間は俺が守らねば──覚悟を決めた航海長の、巣立ちの時が訪れる!!
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ナイジェル編という感じ。キットの献身もあり、ジェフリーもとにかく生きて牢内へ。そして、海斗の帰還。いよいよ舞台は海へ!かな?
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ラウルのスペインに対する非情な計画が語られる。
イングランドではウォルシンガムの息子が亡くなりジェフリーに対する審問が一旦保留となった。
ジェフリーはナイジェルと話をする機会にカイトのことなど様々なことを伝え。
ナイジェルの成長の巻、かな。
ラウルの非情さをまた見せつけた巻でもあったけど。
それとキットの人となりが描かれた巻。
こうして主要な人物の生きてきた様、そうなるに至った考え方などを丁寧につむいでこの小説は進むのね。
ジェフリー、どうなるのかな。
カイトも戻ってきたことだし、どうぞ皆が幸せな結末を迎えられますように。 -
いや~、この話も長いね。いい加減さっさと展開してくれないかな~と思ってしまう。
今回はジェフリーのために献身するナイジェル。そしてナイジェルの成長物語~。そんなジェフリーに必死なナイジェルを支えるキットは貧乏クジだけど、惚れたんだから仕方ない状態。
色々ありつつも思うような結論に達せず苦しいナイジェルだったけど、最後についに希望の光が戻ってくるー!っていうところで。
仲間とか愛情とかの絆の強い一冊だとは思うけど、それがままならないところが苦しい一冊でもあり。