兄弟にはなれない (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006258

感想・レビュー・書評

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  • 2よりかな…。

  • 良かったー♡ お話と小鉄子さんの絵の雰囲気もぴったりだね(*´д`*)!!

  •  ゆきずりで一夜を共にした相手と再婚相手の息子として再会!?
     そんな最悪の出来事に遭遇したのは翼。

     動揺する翼と裏腹に、四歳年下の新しく弟になる予定の上総は平然と、自身の母親のためにも、この結婚については反対しないでくれ、と言ってくる。
     当然、自分の父親にも幸せになってもらいたい翼は、反対するつもりはなかったけれど、上総と距離を取りたいがために、自身だけ「別に家を構えようと思う」と言うつもりであった。
     翼の年齢を考えればそう不思議なことでもなかったけれど、新しく母親になる女性がそのことを悲しんだため、上総に「秘密をバラされたくなければ同居しろ」と脅されることになる。
     上総との一夜をばらされたくない翼はその条件を飲むけれど、いかんせん、上総の見た目はものすごく翼の好みなのだ。
     上総にそのつもりはなくても、翼は上総の一挙一動にドキドキしてしまう、なんてことも多々ある。けれど、どんなに上総が好みであっても「家族」と寝るなんてもってのほか! と翼は何となく上総を避けるようになってしまう。
     ところが上総は強引に翼との距離を縮めてきて……という話でした。

     せっかく自分の好みの男が見つかったと思ったら、自分の家族になる男だった……なんて、最悪の状況。
     せめて上総と距離を取ろうと思うけれども、上総がそれを許してくれない。
     けれど、家族になって近くで上総を見ているうちに、母親を大切に思って、家から離れない仕事をしようと思ったところとか、そういう今まで知らなかった上総を知る度に、ますます上総に惹かれて行く翼。
     けど、上総は「弟」で……

     という話でした。
     まあ、結局は「俺は兄でもお前の事が好きだ」みたいな感じで、上総に翼が押し切られてハッピーエンドでしたけど。
     一つ屋根の下に自分の好きな人がいるなんて、本当は嬉しいんだけど、それが二人とも男である……ということで、悩みの種になっちゃうから大変。
     上総も翼も優しいからなかなか本当のことが言えないんだよね。

     寡黙で何を考えてるかわからないけどしっかりものの年下攻めと優柔不断で優しい年上受けの話が読みたい人にはオススメします。

  • サラリーマン義兄×漫画家義弟。日本中のどこかを探せばこんな家族が、こんな恋愛があるかもしれない・・・、と思わせるようなストーリー。派手さはないが、全編を通して心情を丁寧に綴っている。幼いながらも家族を守り抜いてきた上総が実父の暴力を許せるものなのか、と、そこは狭量の自分には疑問の残るところ。主要人物は皆善人、エロは薄め。

  • 義弟(漫画家)・上総×翼

    一目惚れした相手と義兄弟になって、一つ屋根の下。
    それぞれに、親に幸せになって欲しい思いがつよくて。
    両思いの確信があっても恋人になることのリスクを犯せない。
    焦れ焦れする進行だけど、気持ちには共感できる。
    BLに出てくる子どもは、達観してたり、変にませてたりする子のパターンが多いけど、この子は普通のおしゃまさん。
    再婚の両親が微笑ましいね。

    脇にでてきた2つのCPが気になるんだけど。別作品があるの?

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