ダブル・バインド4 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
4.08
  • (43)
  • (59)
  • (28)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 393
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006333

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • このシリーズの中に盛りだくさんすぎるほど様々な愛があった。
    そして明らかになった事件の真相はやっぱり根底に愛があった…色々切ない。   
    全部揃ったところでもう一度1から読み返したい。

  • 2巻で「犯人わかっちゃったかも~」とドヤ顔をしてたら
    結局ただのフェイクだった人物に見事に躍らされていた残念推理力(笑)

    面白かったけど、あまりに複雑かつ重い過去を持つキャラが多くて
    それぞれが事件に関わるまでの経緯を説明する部分が長くなって途中ダレたのと
    ラブ方面でちょっと物足りなかったので☆1個減。

    一番お気に入りな上條が大活躍でうれしい最終巻。

  • ついに最終巻です。長い物語が終わってしまった一抹の寂寥感と、ままならないと嘆く人生も皆最後は自分自身で決着をつけるものなのだと思いしらされたことで、深く溜息。

    BLでありながら、クライムサスペンスとしても読み応えがありました。二度美味しいってやつです。事件にも登場人物にも上辺だけでは読み取ることのできない深淵な闇があって、単純ではないストーリー展開に魅了されました。

    犯人探しに関しては、多分皆さんと同様に見当がついていたけど、またその向こう側にいろいろヒネリがきいていてスリリングで面白い展開だったと思います。格闘場面もかなりの迫力。昔とった杵柄ですね。
    そして、葉鳥の生死も気にかかるところでしたが…いいシーンでした。
    いろいろ登場人物も多くて、あちらこちらに張り巡らされた伏線や謎も膨大でどうなるのかと気にしていましたが、きれいに回収されていてホッと?しました。すごいです。葉鳥のなくしたピアスも出てきた!

    気になる上條と瀬名の関係は、相変わらずボケの上條×ツッコミの瀬名で笑えます。もう夫婦漫才風やりとりがたまらなくツボ。ツンデレとデリカシーのなさのコラボが絶妙!
    学生時代は純情可憐だった後輩の尻に今や敷かれまくってる上條は、一見形無しの残念な元先輩ですが、あれほど「ホモじゃない」と断言していた頃から比べてはっきりと周囲に「付き合ってる」と言えるまで進化したのには、やはり攻としてのかっこよさを認めざるを得ません。男らしい攻です。…おっさんぽいとも思ったり。
    このcp、大好きな某兎虎みたいなイメージかも。

    エロ的にはあっさりめですが、二つのcpの本気度と、受二人のせつなくとも気丈な「魂の再生」がダイレクトに伝わってくるので読後の満足度は非常に高いです。

    これから、スピンオフとかSSとかたっぷり期待しています。

  • 犯人は予想通り。ただ共犯だと思ってたから、実際の理由はそうだったのか…と。
    やっぱりBLというより面白いミステリーだった。だってBLで最初に書く感想が犯人が予想通りかどうかって今までにない。
    この作者さんの本は初めて読んだけど人気があるのに納得。大ファンになりました!
    他の作品も読んでみよう。

    読み終わった時に、こういうストーリーだからこのタイトルなのか…と納得することは多々あるけど、ここまでいくつもの意味を持つタイトルってなかなか無い気がする。内容にピッタリなタイトル。

    ストーリーとは関係ないけど、あとがきが面白かった。『エリックじっちゃんの何かけて〜』は今の祥とかけ離れ過ぎて、逆に読んでみたくなった。想像したら笑えるけど、もう祥じゃない?いや、そんな祥も人格の1人に潜んでいる…?
    そして死ぬはずだったメインキャスト。誰だか分からないけど、今のラストが好きなので誰も死なないでいてくれて本当に良かった。

    もう少し読みたかった新藤さん×忍カプの話しが外伝で出てるみたいなので、それは購入予定リストへポチッ。

  • 螳檎オ千キィ縲ら┌莠倶コ倶サカ繧ょ庶譚溘@縲∝屁譁ケ荳ク縺丞庶縺セ縺」縺ヲ濶ッ縺九▲縺溘?

  • ビリー・ミリガンの本も読んでたし、スティングもよく聴いてたのでなんだか最初からワクワクして読み始めたシリーズ。
    普通にミステリーとして面白かった!最後に◯◯の正体は実は…というのが一気に明かされて予想外の展開でした。多重人格の祥はなんとなくどちらが入れ替わってても分かんないよね?と思ってたけど。

    主軸カプよりヤクザカプの方がドラマ性があったな。こういう、主役くっちゃうカッコいい当て馬出てくるの複雑なんですが葉菜ちゃんの正体が分かって、もう3人で幸せになれよと…。

  • 上條が可愛かった(*´д`*)葉鳥も最初のイメージより好きになった。事件は最初の方で解決して、後日談。最終的に皆が良い終わりかただったと思うヽ(´ー`)ノ

  • 事件のサスペンス部分とそれに絡む人達の関係性が人物のキャラが生きているからとても面白く読めました。ツンデレ好きにはたまらない、英田さんの作品の中で一番好きな作品になりました。

  • 一気に4冊読みました。久しぶりに外出してる時も続きが気になって早く家に帰りたいって思えるような本に出会えた!個人的に、BLというカテゴリーでくくらないで一般の人にもオススメしたいくらいのクオリティーだと思いました。

  • 1~4まで一気に読みました。
    事件モノとしてみると☆4くらいつくと思いますが、これを読んでいる間、私自身が情緒不安定になってドンヨリしていので、あえて☆2つにしました。

    ドンヨリになった理由は、最初は新藤の方が瀬名に手を出してきていたのに、理由はあるにせよ瀬名は何の理由も分からないまま一方的に捨てたような形になり、それでいて、瀬名はまだ新藤のことを引きずっているところに新藤の方が先に幸せを見つけていたから。
    できれば、新藤は瀬名が吹っ切れるのを見届けてから幸せを見つけてほしかったなぁ。

    主人公は上條×瀬名なので、読み進めるうちに気分も晴れるかと思っていたけれど、気分は最後まで晴れないままでした。

全19件中 1 - 10件を表示

英田サキの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×