- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199006333
感想・レビュー・書評
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このシリーズの中に盛りだくさんすぎるほど様々な愛があった。
そして明らかになった事件の真相はやっぱり根底に愛があった…色々切ない。
全部揃ったところでもう一度1から読み返したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに最終巻です。長い物語が終わってしまった一抹の寂寥感と、ままならないと嘆く人生も皆最後は自分自身で決着をつけるものなのだと思いしらされたことで、深く溜息。
BLでありながら、クライムサスペンスとしても読み応えがありました。二度美味しいってやつです。事件にも登場人物にも上辺だけでは読み取ることのできない深淵な闇があって、単純ではないストーリー展開に魅了されました。
犯人探しに関しては、多分皆さんと同様に見当がついていたけど、またその向こう側にいろいろヒネリがきいていてスリリングで面白い展開だったと思います。格闘場面もかなりの迫力。昔とった杵柄ですね。
そして、葉鳥の生死も気にかかるところでしたが…いいシーンでした。
いろいろ登場人物も多くて、あちらこちらに張り巡らされた伏線や謎も膨大でどうなるのかと気にしていましたが、きれいに回収されていてホッと?しました。すごいです。葉鳥のなくしたピアスも出てきた!
気になる上條と瀬名の関係は、相変わらずボケの上條×ツッコミの瀬名で笑えます。もう夫婦漫才風やりとりがたまらなくツボ。ツンデレとデリカシーのなさのコラボが絶妙!
学生時代は純情可憐だった後輩の尻に今や敷かれまくってる上條は、一見形無しの残念な元先輩ですが、あれほど「ホモじゃない」と断言していた頃から比べてはっきりと周囲に「付き合ってる」と言えるまで進化したのには、やはり攻としてのかっこよさを認めざるを得ません。男らしい攻です。…おっさんぽいとも思ったり。
このcp、大好きな某兎虎みたいなイメージかも。
エロ的にはあっさりめですが、二つのcpの本気度と、受二人のせつなくとも気丈な「魂の再生」がダイレクトに伝わってくるので読後の満足度は非常に高いです。
これから、スピンオフとかSSとかたっぷり期待しています。 -
犯人は予想通り。ただ共犯だと思ってたから、実際の理由はそうだったのか…と。
やっぱりBLというより面白いミステリーだった。だってBLで最初に書く感想が犯人が予想通りかどうかって今までにない。
この作者さんの本は初めて読んだけど人気があるのに納得。大ファンになりました!
他の作品も読んでみよう。
読み終わった時に、こういうストーリーだからこのタイトルなのか…と納得することは多々あるけど、ここまでいくつもの意味を持つタイトルってなかなか無い気がする。内容にピッタリなタイトル。
ストーリーとは関係ないけど、あとがきが面白かった。『エリックじっちゃんの何かけて〜』は今の祥とかけ離れ過ぎて、逆に読んでみたくなった。想像したら笑えるけど、もう祥じゃない?いや、そんな祥も人格の1人に潜んでいる…?
そして死ぬはずだったメインキャスト。誰だか分からないけど、今のラストが好きなので誰も死なないでいてくれて本当に良かった。
もう少し読みたかった新藤さん×忍カプの話しが外伝で出てるみたいなので、それは購入予定リストへポチッ。 -
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上條が可愛かった(*´д`*)葉鳥も最初のイメージより好きになった。事件は最初の方で解決して、後日談。最終的に皆が良い終わりかただったと思うヽ(´ー`)ノ
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一気に4冊読みました。久しぶりに外出してる時も続きが気になって早く家に帰りたいって思えるような本に出会えた!個人的に、BLというカテゴリーでくくらないで一般の人にもオススメしたいくらいのクオリティーだと思いました。