- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199006814
作品紹介・あらすじ
優しかった初恋の人が、冷徹に豹変!?社長の父を持つ、大学生の一水。ところがある日、何者かに誘拐されてしまう!見知らぬ部屋で拘束された一水のもとに現れたのは、父の元秘書で、謎の失踪を遂げていた三上。驚く一水だけれど、三上は「私が助けに来たと思うか?」と意味深に嘲笑!嫌がる一水を強引に組み敷いてきて!?監禁された密室で、憎むように犯される-衝撃の束縛愛。
感想・レビュー・書評
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イラスト買いしましたが…監禁されて恨まれている一水の三上さんを好きになった動機が弱いなぁという気がした。絆されちゃった訳じゃないはず…!後ろの短編は本編の事が全て要約されていました。
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読み終わった後の素直な感想として、「で?」っていう感じかな(笑。それでこの二人はどうなったの?伏線かと思っていた秘書さんもスルーだったし、最後のモノローグは必要だったのか?本文中にも心情やら理解できる箇所あったし、なんでまた?それよりこの二人はずっとこのままなの?お互い一生想いを伝えられず一緒にいるのかな?いや、なんだろう。
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★2.0。まさに「愛憎」。執着攻は執着攻でも、受を侮蔑するタイプの攻はどうも好きになれなくてこれは個人的萌えには引っ掛からず。攻の理不尽な行為と言動がいくら執着愛の裏返しとは言え、受が可哀相だった。秘書の新掘も誤解して受を侮蔑しっぱなしだし。受も敬虔過ぎるので、もう少し感情をぶつけたらいいのに。どっちかが一言「好き」って言っちゃえば済むのに、なんて面倒臭過ぎる二人…。
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ある日突然拉致監禁された一水。犯人は昔一緒に暮らしたこともある兄のように慕っていた三上だった。
三上は両親の自殺により一水の家に引き取られたが、そもそも両親の自殺の原因が一水の父親に特許を奪われたせいだった。
復讐のために一水を監禁した三上は一水を精神的に追い詰めるため身体をいいようにするが・・・。
両親を奪われてどうしてもあの男の息子を愛していると言えない男と、その気持ちがわかるから素直に気持ちを伝えられない男の物語。じれったい。ちょっと異種BLかな。 -
何不自由なく暮らす大学生の一水は、ある日拉致誘拐され気が付くと知らない部屋に監禁されていて…というタイトルどおりの展開の監禁束縛愛。
火崎作品では束縛愛がテーマだと攻視点が多いですが、今回は受視点。だから、なかなか三上の真意が見えないのです。三上の目的が復讐であり一水の親を苦しめようとしているなら、人として攻として器の小さいヤツだよね、と最初は勘違いしてしまった。
でも、そうじゃなかったんですよね。
究極の選択というか、苦渋の決断というか。愛と復讐の間で三上は相当悩み苦しんだんじゃないかと感じました。そういう意味では、一水の父親は何の罪もない三上に対して、幾重にも苦しみを与えたのではないかと憤りを感じます。
一水は誘拐され監禁されて、自分が三上から憎まれているのではと思い込みます。拉致された当初は訳がわからず憎悪の理由もわかりません。困惑をかかえたまま、容赦ない扱いを受けてしまう一水ですが、昔から憧れて淡い恋心を抱いていた三上に対して悲しみを覚えつつも、ひたすら従順に責苦を受ける健気受。一連の行為が自分を好きだからという理由ならば、喜んで受け入れるのにと思っている一水に切なくさせられます。
登場人物がほぼ二人で、密室で展開する話という狭小な世界観なのですが、それで面白みが削がれるということもありません。
むしろ、そんなほぼ固定されたシチュエーションが延々と続く中で、一水の心理がどう変化していくのかが見ものでした。彼が三上の本心に気が付き自らの運命に決断を下すところでは、その愛がゆるぎなくて感動させられましたから。健気なんだけど、強さもある受です。
一方の三上も実は歪んだ愛ゆえの拘束だったわけで、一水を案じての策だというなら言い訳もはなはだしいとも思ったのですが、結局は守りきれたし信頼できる男とわかったので、そこは追及しないことに…
三上の苦悩を知れば知るほど切なくさせられました。相容れない二つの感情の中で葛藤する攻に萌えた。
これからの二人の関係が気になります。まさに足枷付き。この二人、本音は一生言わないつもりなんでしょうか?でも、どう見ても愛がダダ漏れなので、勝手にやって下さいと言いたくなるようなラブラブcpなのは確定。
あとがきに恒例の妄想系後日談があって、今回のもめちゃ面白かったんですけど。寝言で言っちゃう、ていうのに1票!
カラー口絵が美麗でした。 -
切ないです!