欺かれた男 (キャラ文庫)

著者 : 英田サキ

• 徳間書店 (2014年2月28日発売)

作品紹介・あらすじ

警視庁への異動直前でスキャンダルを起こし、東京郊外の所轄勤務となった
刑事の沢渡。ところがある日、平和な所轄に突然、28歳のキャリア警視が
赴任してくることに!!　しかも、異例の人事に驚く署員の中から、なぜか
沢渡が名指しで、その警視──槙野の世話係を命じられてしまい……!?

感想・レビュー・書評

[まきりんこさんの感想 · 2023年11月26日]

刑事の沢渡は同僚が自殺した原因を知りたいと一人で動いていた。
そんな時に季節外れの人事でキャリアの管理官の槙野が赴任してきて…。

年下でありながら上司になった槙野には左遷されたのではという噂とどこか抜けている所に厄介だと思いながら共に過ごし、そして槙野に告白された沢渡。
無愛想で淡白な沢渡が槙野の本質を感じ取り次第に惹かれていき受け入れた過程が良かった。

実は槙野が、と真実が分かり裏切られたと失望した沢渡だったけど槙野からの土下座、そして思い切り殴ってチャラにしていまう沢渡の男前さ、カッコよかった。

書き下ろしの2話目では1話目で和解出来た沢渡の親友の藤本がとんでもない事しでかしてて。
でも沢渡の槙野に対する想いをちゃんと認識出来て良かったのかなと。
ここでも沢渡が藤本と槙野を思い切り殴ってとスッキリしました。

沢渡の｢恋って面倒くせぇ｣何か好き。
ラストはこの後に続く言葉があり、最高でした。

[gssyさんの感想 · 2019年5月23日]

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[banri08さんの感想 · 2015年12月23日]

キャリア・槙野×平刑事・沢渡。人間関係が苦手で無骨な沢渡が事件を交え槙野と過ごしていくうちに絆され可愛くなっていくのが楽しかった。後半はキャリア2人が沢渡を巡って三角関係に！ ちょっとふらふらする沢渡が心配になりましたがｗ 当て馬の藤本が不憫なので彼の救済をお願いしたいです。英田さんの刑事もの！と楽しみに読んでいましたが、面白かったけどライトな感じのお話でしたね。

[暗門さんの感想 · 2015年2月14日]

２に近い３。

[macoさんの感想 · 2014年10月9日]

刑事モノというよりは恋愛モノ。（BLだから当たり前なんだけど…）

藤本と沢渡の関係が好きだっただけに展開がちょっと残念な気持ちがありつつ槙野も好きなので悩ましい。これが沢渡の悩みか。笑

[吉原さんの感想 · 2014年4月26日]

前半が恋人になるまでの話、後半書き下ろし。刑事モノですが恋愛要素が強く、事件はあっさりめでした。前半と後半を書いた時期に差があるせいか、キャラクターが定まらない気がしました。特に後半の親友のキャラは勿体無かったですかね…。

[sakura4459さんの感想 · 2014年4月25日]

お話は2話入っていて1話目は雑誌掲載分です。こちらが良かった。
男たちは結構ハードな仕事をしているんですが、全編に漂う甘い雰囲気は英田先生ならではのもの。すごく癒されます。沢渡好きです。事件と恋愛とバランスが絶妙。
ただ書き下ろしですがちょっともやっとしたものが残りました。藤本の使い方がもったいなくて残念。

[touhaさんの感想 · 2014年3月22日]

★3・3
最初からどういう展開になるかは予想できてたけど、やっぱりなって感じだった。タイトルまんまでした。捻りがないというか、もうちょっとハラハラ感ほしかったかな。後半の話がまさか三角関係でなんか笑っちゃった。刑事ものなのに全然シリアスじゃない(笑)

[yuzukonさんの感想 · 2014年3月12日]

キャリアの槙野×所轄刑事の沢渡。
2編あって、ひとつめは槙野が沢渡のいる所轄に配属されてきて、沢渡が世話係を命じられて…というお話。
事件そのものはストレートであっさり読め、槙野と沢渡の恋愛も始まったばかりという感じ。
ふたつめは沢渡の高校時代からの親友・藤本が絡んで、のちょっとゴタゴタしたお話。
つき合いの長い親友の存在に、つき合い始めたばかりの恋人ふたりは揺れて悩みます。
沢渡が不器用だけど心の優しい、なかなか男らしい人柄で好きです。

[matsuychさんの感想 · 2014年3月8日]

管理官槙野×刑事沢渡
雑誌は読んでなかったので、2007年に書かれたものらしいですが、新鮮に読めました。
警察ものですが、エスのような二重、三重の伏線があるような話ではなくわりと軽く読める話であったので、後半の書き下ろしでは、旧友の藤本がそう来たか！と思いました。これぞ、BL的な展開でしたね（笑）。
面白く読めました。