メイドくんとドS店長 (キャラ文庫 み 1-25)

著者 : 水無月さらら

• 徳間書店 (2014年12月20日発売)

作品紹介・あらすじ

人気のメイドカフェのオーナー・君島晴樹は、ある日、
一見美少女に見えなくもない、一文無しの家出女装っ娘・小日向渚を拾う。
メイドとして雇ってみたものの、仕草と言葉遣いがダメダメで全然使えない。
けれど、世間知らずの上に素直過ぎて危なっかしくて追い出すこともできない。
仕方なく同居を続ける中、渚が知らず凶悪事件に巻き込まれていることがわかり…!?

感想・レビュー・書評

[白薔薇お七さんの感想 · 2015年12月14日]

安易な男の娘ものかと思って読み出すと、途中から「あれれれれ？」
ドS店長がどっか飛んでいって、ジェンダーの揺らぎが印象に残るお話でした。

男と男のいわゆるBLなのに、互いの女装によって百合めいてもいて、
とても不思議な感じ。
（高久さんのｐ.213のイラストがサイコー。ある意味女装攻かも）
でも経済力のある年上の大人の男性×いろいろな面で未熟な少年という組み合わせが
かつての王道BLを思い出させてかえって新鮮でした。

物語りも、きっちり伏線回収して広げた風呂敷をきちんと畳んでいて読み応えはありました。
店長自身の秘密が明かされてからの後半からトーンが変わり、
前半のメイドカフェでのおねえさまキャラえりなが登場しなくなるのが残念でしたけど。

でも、未成年水商売で働かせてていいんだろうか。

[にこぱ★さんの感想 · 2015年5月18日]

メイド喫茶の店長×女装少年

なんとなく女装系もよく読むんですが
この本は男子成分が少なすぎてBLを読んでる気がしませんでしたｗやっぱ基本のところは男であってほしいと気付かされた一冊！

[bgさんの感想 · 2014年12月23日]

難易度の高い表紙だなあと思いつつ、さらら氏なので購入。やっぱりさららさんのお話でした。表紙につられる人がいたらかわいそうだ。