守護者がいだく破邪の光 守護者がめざめる逢魔が時5 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199008542

作品紹介・あらすじ

「迷っているなら、おまえは呪詛返しから降りろ」──清芽に関する記憶を失い、明良に決断を迫られた凱斗。けれどそれを知った清芽は、「凱斗がいないなら、一人と同じだ」と慟哭する。そんな兄の激白に、打ちのめされる明良。「兄さんの世界には凱斗しかいないの!?」長年抑えつけてきた激情が、ついに決壊して!?闇との境目に立つ危うい弟と元恋人──再決戦の時を控え、清芽に選択の時が訪れる!!

感想・レビュー・書評

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  • 総合評価:★4.5
    守護者シリーズ第5巻。物語もいよいよ大詰めで、後半はずっとハラハラしっぱなしでした。
    また、一巻の自転車のくだりが伏線だったと分かった時は吃驚するのと同時に心底感心しました。それだけストーリーがしっかり練り込まれてるって事ですよね。そりゃ面白い訳だ( ˘ω˘ )

    祟り巫女との争いにもようやく決着がつき、ひとまず良かった…と言いたいところですが、佐原教授が無惨に殺されてしまったのがあまりにショック過ぎて今回は読み終わった後にかなり落ち込んでしまいました(ToT)
    カップリング要素のない脇キャラでしたが、作品が作品なだけに佐原教授の明るさとテンションの高さに救われてた読者も多いと思うんです…。私もその一人でしたし。
    一番死にそうになかったキャラが志半ばで死ぬって、かなりメンタルやられますね…。
    ていうかこの作品、味方サイドで死人が出ると思ってなかったんで余計ショックで。月夜野はまぁ、仕方ないとして佐原教授は違うでしょ…。初めて神奈木先生を恨みました…(笑)

    とはいえ、今回もストーリーは圧巻の面白さでした。
    清芽が凱斗ではなく明良を選んだことや、当の明良が敵サイドに唆されて闇堕ちしそうなことなど、まだ大小様々な問題が残っているので次巻でどういう展開になり、どういう終わり方を迎えるのかめちゃくちゃ気になります。
    とりあえず、もうこれ以上味方サイドで死人が出ないよう願ってます…頼みます、ホントに…(T-T)

  • 積本崩しシリーズ第5弾。佐原教授… 私も悲しい。祟り巫女と再び決戦です。うわぁ〜! みんなでワイワイしてないで早く明良に連絡してよ清芽! 彼が悠一郎と一緒に行ってしまわないように… 凱斗も記憶が戻ったんじゃないかな? その辺全部次巻でって感じなので続くんですよね。このシリーズ最初からホラーのジャンルだったらBL部分に期待しないで済んだんだけどBLなので(笑) 凱斗と清芽と明良の決着もどうなるのか気になります。結局生きてる人間が一番怖いんだよね…

  • 守護者シリーズ5巻目。
    色々な意味で、うわ…ってなる展開でした。
    静芽にはこれで良いのかと問いたくなるけど、苦しみに耐え考えに考えて出した答えなので。
    ホラー要素もきつめでした。
    注目していたキャラが次々に消えていくのが、かなり衝撃的でした。

    ラブ的には、明良があそこまで思い詰めることになるなんて、最初のうちは想像もしていませんでした…ただのブラコンで終わるかと思ってたら、どんどん暴走もエスカレート!
    執着が怨念めいてきてこわいけど、禁忌な香りは嫌いじゃありません(笑)
    凱斗も、記憶が戻らなくても本質的には別人になったわけじゃないので一から始めればいいと思うんですよね…
    と思ってたらアポ○チョコに、最後うるっときました。
    いいところで続いてしまったので、また続きが待ち遠しいです。

    毎回楽しみにしているのが、煉と尊の活躍です。今回もその能力を見せつけてくれて、頼もしかったです。
    櫛笥と煉のやりとりは、煉の年相応のかわいいところが出てて和みます。凱斗にも清芽のことを素人まるだしだけどがんばってる…とか生意気なこと言ってて、思わず笑っちゃいましたw

    祟り巫女が圧倒的脅威で怖かったです。でも、ビジュアルがどうしても┌(┌^o^)┐しか思い浮かばなくて…困りました。

  • コワゴワ・・・やっと読みました。

    さて、明良はどうなるんだろ?

    次回を待て!はツライなぁ~

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著者プロフィール

1994年『透き通った空の破片』でデビュー。BL作家。代表作『守護者がめざめる逢魔が時』(キャラ文庫)では、難しいとされるBL×ホラーに挑戦し、新たなジャンルを開拓した。

「2017年 『ちび神さまの初恋むすび 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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