銀河英雄伝説 VOL.4 野望篇 下 (徳間デュアル文庫 た 1-5)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 184
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199050114

作品紹介・あらすじ

皇帝の崩御を契機として、帝国領内では貴族たちの権力争いが激しさを増していた。おのれの野心を明らかにしたブラウンシュヴァイク公にとって、ラインハルトはなによりもの憎悪の対象であった。しかし、同盟の動きをクーデター計画で巧みに抑えこんだラインハルトには、妄執に駆られた貴族連合軍などは烏合の衆でしかなかった。ところが、皮肉なことにその勝利こそが、幼いころより同じ道を歩んできた旧友キルヒアイスとの仲に、ちいさな、しかしはっきりとした亀裂を入れはじめたのだった…。

感想・レビュー・書評

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  • キルヒアイス――;_;

    小さなヤツが起こした内乱によってもたらされた取り返しようのない結果の大きなこと。
    後味悪い。

    進んでるような進んでないような。

  • 同盟はヤンの副官の父グリーンヒル大将が実はリンチとその陰にいる帝国側の操り人形だったことを知り、ショックを受ける。戦争は終結するが、帝国も同盟も敵の内部で殺し合いや暗殺が激化し、多大な犠牲が。
    そしてキルヒアイスの死...。
    結構序盤で重要そうな人物を殺すことによって、ヤンとラインハルトの方向性は別れていきそうだなと予感させる展開だった。

  • ここでいなくなっちゃうのかよ。(8/6)

  • 帝国でも同盟でも、1つの時代が終わる。
    あぁー、そうなるのはわかっていたとはいえ、キルヒアイスが死んでしまったのは辛い。一番いい奴から死ぬというのはよくある話で、死に様は格好よかったが、まだ見ていたかったなぁと。今後帝国は殺伐とした感じになってしまうのだろうか。その他の帝国軍は名前がまだ覚えられない。
    一方ヤンは、身内の敵を意識しつつも新たな味方を得て一段落。暗躍している地球の動きも気になるところ。

  • 【68】

  • 20100404
    2日間

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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