時の果てのフェブラリー: 赤方偏移世界 (徳間デュアル文庫 や 1-1)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199050350

作品紹介・あらすじ

栗色の髪を蛍光ピンクのリボンでむすんだ、十一歳の少女フェブラリー。その外見からは、彼女が通常の人間の五感を越えた知覚力を持っているとはとても思えなかった。そんな彼女がむかうのは、地球上に突如出現した時間重力異常地帯。幾何学的な立体図形を描いて、人類に混沌と破壊をもたらす場所。あらゆる科学的調査を拒むこの現象を解き明かすことができるのは、オムニパシー能力を持つ彼女だけだったのだ。人々の、そして自分の未来を見つけるため、フェブラリーは旅立っていった…。傑作SF、全面改稿で登場。

感想・レビュー・書評

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  • ハードSFはハートを書くもの。
    何が起きているのかを科学用語で説明されても理解し切れない。でも理解できなくとも、説明されることにより人物の感情や行動が裏打ちされることがある。そこがSFの魅力なのかも。
    物語の魅力に浸る悦びに満ちた読書でした。

  • 『首都消失』のジュブナイル版のような話だった。「雲」の考証をしっかりしているので、SFとしてはこちらの方が誠実だ。ストーリーがつまらない点はどちらも同じ。状況の描写があまりなく、データのみが示されるので、教科書を読んでいるような気になる。

  • ラノベですがガチSF。一言でいうと「天才少女と未知との遭遇」って感じですか。面白かった。
    フェブラリーの能力については、変に理屈つけないでもう「そういう超能力です」にしちゃったほうが良かったんじゃないかという気はする。

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著者プロフィール

元神戸大学教授

「2023年 『民事訴訟法〔第4版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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