- Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199503832
作品紹介・あらすじ
恋人・光多朗への未練を残したまま死を迎えた小春は幽霊となって彷徨い、光多朗が晴臣に向ける熱い視線に気づく。光多朗は実はゲイで自分を愛していなかったのではないか…という疑念を抱いた小春は晴臣に憑依して真実を確かめようとする。表題作『恋につきもの』を始め、全身に薔薇の棘を隠し持つ女子高生を描いた『いばらのばら』代表作『女の穴』収録の傑作『女の豚』のその後を描いた『村田克己54歳』など著者本領発揮の作品群を網羅した傑作集。
感想・レビュー・書評
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好きな人の、好きな人が羨ましい。代われるものなら代わりたい。
そんな執念。恋のふわふわした部分に隠された相手への執着を描きながら、おぞましさより切なさが残る。「女の穴」のあの人のスピンオフも収録。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵は可愛らしい雰囲気なのに、女の子たちの狂気を感じる短編集。棘が出てしまう特異体質とか憑依とか背中から手が生えるとか、ゲイのおじさんの話や女の子同士の恋愛さえどこか怖さを感じる。河童の女の子もやることは怖いんだけどすごく可愛かった。作者さんご自身のネパール滞在の話は先生のお人柄が垣間見れてなんだか親近感が湧きました。
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「いばらのばら」よかった
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どれも独特の味わいの短篇集。
表現として的確かどうかわかりませんが、新井素子先生や星新一先生の本を読んだような感覚です。 -
マイノリティだなあ、と。はじめの作品がいばらのばらで驚いた後、驚きの連続ですごく好きな漫画です。ふみふみこさんが好きなら確実に読むことをおすすめします!ファンタジーなのにどこか現実味があって、恋愛感情にホラーが混じっている感じがある。愛が大きい作品です。登場した人物の幸せを願わずにはいられない。特に豆腐の家と恋につきものが好きだなあ。
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いばらのばら
豆腐の家
恋につきもの
2×2×2
君ならで誰にか見せむ
村田克己54歳
など。
作画の変化が世界観の設定にマッチ。
はー。溜め息しか出ないくらい好きだ。