ぼくらのへんたい 10 (リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
4.10
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本棚登録 : 137
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199505003

作品紹介・あらすじ

主人公は…女装癖のある3人の少年。女の子になりたい、まりか=青木裕太。死んだ姉の身代わりに女装する、ユイ=木島亮介。幼少期のトラウマがきっかけの、パロウ=田村修。3人は互いへの恋愛感情を意識するようになり「男の娘×男の娘×男の娘」の三角関係が生まれる…。完結巻となる10巻では…3人それぞれの成長物語の結末が見事に語られていく。蛹が蝶となって【変態】していくように…少年たちもまた翔び立っていく――…。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。ふみふみこ先生は天才だな。
    序盤も中盤もどこか鬱々としてたけど、
    最後はこんなカラッとした結末で涙涙。
    私の初のふみふみこ作品だったので、
    最初は「萌え絵のアングラ漫画?」と思ったけど
    めちゃくちゃ奥が深く考えさせられる作品でした。

  • うつくしかった。
    スタートが鬱だったからどうなるか心配したけど終わりがあたたかくてうれしかった。
    よかった。
    よかった。

  • 自分の良いところも汚いところも受け入れて、大人へと"へんたい"する。不安定だった蛹の時期は終わり、3人とも良い感じに"へんたい"出来ました。心の傷が完全に癒えたわけではないし、ゲイだし、性同一性障害ではあるけども、そういった生き辛さを乗り越えるだけの強さを手に入れたのです。ハッピーエンドで良かった。

  • 身体の性、心の性。

    裕太がこのまま、女の子らしく育っていけたら…と願います。

    オカマとかオネエっていうと、3枚目的だったり毒舌キャラだったりと明るいイメージが多いけどファッションでなく本当に性について悩んできた人たちはたくさんいるんだよな…

  • 重いテーマで、きれいごとだけじゃない部分もちゃんと書いているのに読みやすかった。読み終わってこれが可愛い子じゃない場合はどうなるんだってのだけ自分には残るけど。

  • 「放浪息子」じゃん、と一巻で侮った私自身を殴打したい。

    「仕方ないだろ。元が暗いんだよ、僕は」

    「いいじゃない、みんなヘンタイで」

    そしてこれからも
    ぼくらはへんたいする

    3人の笑顔を見せてくれたふみふみこ先生に、感謝!

  • 僕は、ぼくらのへんたいの1巻を読んだ時、この漫画はどんなドロドロのラストを迎えてくれるんだろう...というような一種のワクワク感を感じていました。まさか、こんなハッピーエンドで終わるとは...最高でした。3人がいろんな事があったにしても互いに違う方向を向いて歩めていけたのがとても良かったです。特に幸せになれないだろうな...と思っていたパロウが明るく過ごせていて、本当に良かった。まりかも滅茶苦茶可愛かったです。

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著者プロフィール

「COMICリュウ」2011年3月号掲載『女の穴』でストーリーマンガデビュー。2011年9月に刊行された処女コミックス『女の穴』は各方面で反響を呼び、2014年に実写映画化された。「COMICリュウ」2012年5月号より『ぼくらのへんたい』連載開始。コミックス全10巻のヒット作となる。『ふつうのおんなのこにもどりたい』は【COMICリュウWEB】にて2021年3月より連載開始。現在も好評連載中。

「2023年 『ふつうのおんなのこにもどりたい(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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