- Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199505003
作品紹介・あらすじ
主人公は…女装癖のある3人の少年。女の子になりたい、まりか=青木裕太。死んだ姉の身代わりに女装する、ユイ=木島亮介。幼少期のトラウマがきっかけの、パロウ=田村修。3人は互いへの恋愛感情を意識するようになり「男の娘×男の娘×男の娘」の三角関係が生まれる…。完結巻となる10巻では…3人それぞれの成長物語の結末が見事に語られていく。蛹が蝶となって【変態】していくように…少年たちもまた翔び立っていく――…。
感想・レビュー・書評
-
面白い。ふみふみこ先生は天才だな。
序盤も中盤もどこか鬱々としてたけど、
最後はこんなカラッとした結末で涙涙。
私の初のふみふみこ作品だったので、
最初は「萌え絵のアングラ漫画?」と思ったけど
めちゃくちゃ奥が深く考えさせられる作品でした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の良いところも汚いところも受け入れて、大人へと"へんたい"する。不安定だった蛹の時期は終わり、3人とも良い感じに"へんたい"出来ました。心の傷が完全に癒えたわけではないし、ゲイだし、性同一性障害ではあるけども、そういった生き辛さを乗り越えるだけの強さを手に入れたのです。ハッピーエンドで良かった。
-
身体の性、心の性。
裕太がこのまま、女の子らしく育っていけたら…と願います。
オカマとかオネエっていうと、3枚目的だったり毒舌キャラだったりと明るいイメージが多いけどファッションでなく本当に性について悩んできた人たちはたくさんいるんだよな… -
重いテーマで、きれいごとだけじゃない部分もちゃんと書いているのに読みやすかった。読み終わってこれが可愛い子じゃない場合はどうなるんだってのだけ自分には残るけど。
-
僕は、ぼくらのへんたいの1巻を読んだ時、この漫画はどんなドロドロのラストを迎えてくれるんだろう...というような一種のワクワク感を感じていました。まさか、こんなハッピーエンドで終わるとは...最高でした。3人がいろんな事があったにしても互いに違う方向を向いて歩めていけたのがとても良かったです。特に幸せになれないだろうな...と思っていたパロウが明るく過ごせていて、本当に良かった。まりかも滅茶苦茶可愛かったです。