KEYMAN 13 (リュウコミックス)

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著者 : わらいなく
  • 徳間書店 (2017年3月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784199505591

KEYMAN 13 (リュウコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • 熟考してみた、一分間、じっくりと
    『KEYMAN』、殿堂入りである。ありがとうございます
    この最終巻の一撃は見事、扉をぶち開けた
    絵柄こそアメコミ風であるも、ストーリーはガッツリと、日本人が大好きなものであるように感じた
    綺麗事も、汚い事も、ごちゃまぜになっているからこそ、質の高い面白さが生まれるのだろう
    人も清濁併せて飲んでこそ、その器は様々な糧で満たされ、熟成させることで個々の旨味が生まれる
    少なくとも、この漫画は私の血肉の一片となった
    魔術師などが登場する事で、ストーリーが小難しくなっているような印象を受けるかもしれないが、一気読みすると、案外、シンプルだな、と気付ける
    ヒトの定義とは何か、善と悪を分けるモノは、命の行く先とは、最高の愛とは、色んなテーマを読み手に問いかけていた、わらいなく先生が出した結論は多分、これ
    最後の最後に、幸せをその手に掴めるのは、誰かの幸せを踏み躙る事などせず、ボロボロになりながらも、ハッピーエンドを諦めずに努力し続けたヤツ
    そんな当たり前の事が、熱く濃く烈しく真っ直ぐに描かれている、本当に最高の漫画だった。殿堂入りにする価値は、十二分にある
    ただ、まぁ、この漫画に限った事じゃないけども、好き嫌い、得意苦手が極端に二分されるだろう、とも感じる
    徳間書店だから、って言い方はマズいかもだが、コアなんだよなぁ、内容が
    雑読な私は気にならんけど、その他大勢に好まれている作品が好き、って漫画読みの琴線には触れないかもなぁ
    あくまで、個人的な意見なので参考にしなくても良いが、藤田和日郎先生の作品の中でも、特に『月光条例』が好きって人はどハマりするだろう
    もちろん、この良さが分かる俺、SUGEEEって言うつもりもない
    好みはそれぞれだ。なので、他の作品を酷評しないのが私のポリシーだ
    ラスボスたるバトラーの正体と、その真意、そして、くたばり方は中々に強烈だった。ここまで自分本位な理由で、世界をメチャクチャにしかけ、多くの人の人生を狂わせ、無様な負けっぷりを晒した奴もいない
    改めて、悪役ってのは重要なんだな、と勉強になった
    どの回も良かったが、当然ながら、最終回は見事な締め括り方であり、なおかつ、アフターストーリーは読み手の満足感をより素晴らしいものにしてくれた
    この台詞を引用に選んだのは、これこぞが、わらいなく先生が読み手に言いたかった事であり、『KEYMAN』、この作品を曇りなく表現しきっている、とファンなりに感じ入ったので。子供は無限の可能性を秘めている。そんな子供らが、いつでも好きな扉、門、戸を開けられるようにしてやるのが、大人の仕事である。当然、大人にだって、ドアを開けて、新しい世界に旅立つ権利はある

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