- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199505744
作品紹介・あらすじ
恐怖の【大魔王】を激闘の末に倒したら…12人の可愛い【小さな魔王】に生まれ変わってしまった! 【勇者】の青年バイロンは【神様】に命じられ、世界平和のために彼ら【魔王兄弟】を【良い子に育てる】べく、家事に育児に大奮戦することになる――…。めちゃめちゃかわいい【魔王兄弟】たちの、わちゃわちゃ日常ファンタジー!!! ショタ必読!!!
感想・レビュー・書評
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サクッと言うと、実に萌える
自分には、かづ子と違い、ショタ萌えの気はないと思っていたんだが、一気に開かれはしなかったものの、ノブは回され、ちょっと開いた隙間から、中にいた自分と目が合っちまったぜ
魔王が出てくる作品は、現時点で結構、増えてはいるが、この『魔王兄弟』の存在感は中々の物だと思う
勇者に倒された、不死身の魔王が、十二体の美少年+一個の卵として復活するってパターンは、実に新しさを覚えられる
単なる十二人じゃなく、魔王の角、髪、眼、翼、肋骨、背、骨、腕、足、器、そして、心臓をコアにしているって設定があるので、ストーリーに安定感が生まれている
当然と言えば当然だが、兄弟全ての容姿、性格が異なっている点にもキュンと来た。漫画家ってのは、キャラを自分の一部から作りだすのが仕事と言っても過言でないにしろ、この兄弟を生み出すのは、かなり重労働だったのではないか。ただ、Uuumi先生が、その作業を楽しんでいたのは、読めば感じられる
個性豊かな魔王っ子らもキュートだが、そんな彼らに振り回され、懐かれ、大切にされている勇者・バイロンのキャラも実に好感が持てる
ちょっと、子供っぽい点はあるにしろ、仔魔王の親代わりって自覚が、ちゃんとあって、甘さと厳しさを兼ね備えた躾を徹底している。勇者って、華やかだけどキツい職業に選ばれるだけあるな、と思った
彼らの関係性が、今後、どんな風に変化していくのか、楽しみにしている。また、まだ主役を張ってない子もいるので、彼らのキャラも気になる
どの話も、心がホワホワしてくるが、個人的には、第5話「強欲な書痴」を推したいな。器の魔王・デミーラの容姿にもキュンとするが、何より、彼の本の虫っぷりには共感できる。手元にある本を読み終わってしまって不機嫌になってしまう点、巨大な図書館と膨大な本の量にテンションが上がってしまう点、目的の為なら手段を選ばない点、どれも分かる
この台詞を引用に選んだのは、バイロンのカッコ良さが滲み出ていたので。のほほんとしちゃいるが、確固とした「覚悟」がある。人間、やる前に準備をしておくのは大事だが、必要以上にオロオロしても仕方ない。なるようになる、それくらい、ドンと構えている方が、案外、事が上手く運ぶもんだ詳細をみるコメント0件をすべて表示