- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199505782
作品紹介・あらすじ
いろいろ不運が続いて不安障害になってしまった、イラストレーターでマンガ家の【いこまん】。症状改善のため、無二の友でもある同居中の彼氏【トリさん】と「夜さんぽ」を始めてみた……。不安だからこそ出会える「夜」がある。不安だからこそ見つかる「夜」がある。そんな「夜」を探しに散歩する、どきどき、わくわく、しみじみ…と心に届く珠玉のエッセイコミック。
感想・レビュー・書評
-
不安障害で外に出れなくなった筆者が相方のトリさんと夜の散歩をしながら自分を取り戻していくコミックエッセイ。
不安障害の人の気持ちや体の変化を初めて知ることができた。
スコールが飲みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木村いこさんの作品『夜さんぽ(2017) 』を読んでみた。 あー、平和な世界観でかなり素敵な物語でした。
-
絵柄はとてもあたたかくて好きです。
「不安障害」という共通項で読んでみましたが、ぶっちゃけあまり響かなかったです。
わたしは聴覚過敏の方がきついですし、パートナーがいるということで、意味のない嫉妬を感じるのかもしれんです。花火はとても行けません。
夜さんぽは、とてもじゃないけど、わたしにはおそろしくてできません。ひとりで行かないかんのでね。
鬱のひどかった時は、そんな危機感も恐怖もなく、近所をよく徘徊してました。
夜の暗さや静かさが安心してた、日中寝て過ごしてて、身体が動きたがってる、まさに徘徊でした。
逆にいうと、出歩くのが危ないからやめとこう、というとこまで、認知が回復したと言えるのかもしれません。
そんなこともあったなあ、なんて思いだしたりはしました。もう9年も前の話ですが、昨日のことのようです。
今も、何かと、ささいなことで、不安になったり、緊張したりします。
それでもなんとか働けてるとこまで回復してるのは、とてもありがたいことかな、と、
この漫画で再確認できました。
関西弁が突き刺さるのが、なんか自分でも意外というか、発見でした。
スルーできなかったところもまた、意味があるのかもしれません。
みなさんそれぞれに、なんとか生き延びていること、
どこか深いところでつながってること、
そういうのを忘れないで、どこかに仲間がいるということを忘れないで、
わたしも生きていけたらなあと思いました。