夜さん 1 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 795
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199801181

感想・レビュー・書評

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  • 「喰う寝るふたり 住むふたり」に挟まれてた広告?でこのマンガの存在を、ひいてはこの作家さんのことを知ったのだけど、これは当たりだった。この作家さん、今後チェックしていきたいな。

    高校の非常勤臨時講師として赴任してきた美術の先生。名前は夜(いつや)さん。描く絵はなんだかヘタ?でちょっとおとぼけさん。
    しかし彼女の描く絵にふっと息を吹きかけると、ちょっとだけ不思議なことが起こるのだ──。

    優しい人は、痛い想いをしてきたからとよく言われる。そんなふうに、優しくて切なさにちょっぴり胸の痛むお話。
    これからも読み続けたい。晨(とき)くんや夜さんの心の傷がそっと治っていけばいい、と願いながら。

  • おばあちゃんと2人暮らしの主人公"とき"の学校に
    臨時美術教師としてやってきた"夜(いつや)さん"。

    夜さんの描く絵は美術の先生とは思えない
    下手な絵ばかり。でも、その絵にふっと息を吹きかけると
    不思議なことが…。

    絵から生まれた屋根裏部屋のキラキラ星。
    優しい魔法のかかった絵を描く夜さんの悲しい"夜"の色。
    少しずつ和らぐ光が見つかっていくといいな。

  • ほのぼの、ほんわり、ちょい苦。
    佐原ミズになってからの路線はこういう感じ。
    夢花李で、ソフトBLだったのは有名なのかな?

    主人公は男子中学生。
    そして臨時の美術講師が夜(いつや)さん。
    ちょっとだけ不思議な力で、ちょっとだけ心が明るくなる。

    今後の展開が楽しみです。

  • このお話も、一見ほのぼのモードにも見えるけど、刺さりますね。2巻へいきます!

  • 佐原さんのお話はどれも透明感があってほんわかあったかくて切なくて
    とても好きです。

    このお話もちょっとファンタジーでコミカルなところもありつつ
    温かいストーリーで、柔らかい絵柄とあいまってとても癒やされます。

    夜明けが来る時の「星が消えていく」という描写が
    美しくて、特に印象的でした。

  • 全2巻

  • 1ー2巻読了。もっと長くじっくり読みたかった気もするけど面白かった。

  •  描いたものを具現化する能力を持つ夜さんと同居人の昏、そして主人公の晨が心を通わせていく物語。

     相変わらず絵がすごく好み。2巻完結です。以前見かけて気になっていたのですが、いざ買おうと思ったら近くの本屋にはどこも置いてなくて、大型書店に寄った時に2冊とも買いました。おもしろいか分からなかったからとりあえず1巻だけにするか迷ったけど、入手しにくいものほど欲しくなる不思議。

     結果的には買っておいて正解でした。宣伝文句にもありますが、あたたかいお話です。ほんわか癒しキャラの夜さんや、王道ツンデレの昏とのかけあいが楽しい。でも、だからこそこれから展開していくはずだったものを無理やりまとめた感があるのがとても残念です。
     
     うまく着地させてはいますが、本当は違うストーリーになる予定だったのかな?と感じる部分がいくつかありました。ある回から突然伏線をねじ込んできたり、晨と昏との距離が急激に近づいたり、晨が不思議な力に目覚めかけていたのに、一回限りのまぐれとしてうやむやにされてしまったり。夜さんに関する真実も、私としてはつじつまが合わない気がして、感動に浸りきれませんでした。

     せっかくいい話なので、もっとじっくり、10巻くらいで読んでみたかったなあと思います。

  • ほんわかして切ない気持ちになりました。この漫画を読んだあと、自分の描いたラクガキに、息を吹きかけてしまいました(笑)

  • 相変わらず絵が綺麗。
    もともと短い話だったようで、いろんな箇所が曖昧というか、無視しているというか。細かいところなんていいじゃん!って言われればそれまでなのだけれど。

    もう少ししっかりと肉付けされた話で読んでみたかった。

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著者プロフィール

佐原ミズ:代表作は、TVドラマ化もされた「マイガール」、「ほしのこえ」(原作:新海誠)、「鉄楽レトラ」、「バス走る。」など多数。

「2020年 『尾かしら付き。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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