マ-ガレットとクリスマスのおくりもの

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 165
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251000033

作品紹介・あらすじ

サンタクロースにあこがれるマーガレットは、クリスマスの前の朝、ノックの音で目を覚ます。扉を開けると彼女が夢見ていた冒険が待っていた。しかし…。小さな人形。大きな鳥たち。冬空に響くトランペットの音とともに、マーガレットのクリスマスの旅がはじまる。クルミ割り人形とともに、空をかける少女の夢。クリスマスに起こる珠玉のファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 「ほんものの サンタクロース」になりたかったマーガレットを、くるみ割り人形のルドルフ(!)が迎えに来ます。サンタクロースになれる!と思ったら、赤い服でトナカイの橇に乗るわけではなく、素敵なおもちゃやお菓子を配るのでもない、と知ってガックリ…。
    でも、クリスマスの贈り物とは、誰かに喜びをもたらすことだけが大切だと、マーガレットは知りましたね。トナカイではなく、白い鳥に乗り、あり合わせのハロウィンの帽子をかぶった「セント・マーガレット」が飛ぶクリスマス・イブ! 
    やさしく静謐な絵が、本当のクリスマスの素晴らしさを語っています。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聴こうっと。

  • 2011年12月6日

    <MARGUERITE AND A CHRISTMAS PRESENT>

  • サンタクロースになりたかった女の子マーガレットのところにやってきたくるみ割り人形。お迎えに来た8羽の鳥たち。かわいい絵と優しいお話。

  • クリスマスならではの、素敵な物語絵本でした。

  • 絵がとても可愛らしく、そして美しい

  • [江戸川区図書館]

    いつもクリスマスの時期にみんなにプレゼントを用意するマーガレット。みんなが自分からのプレゼントにより注意をむけるように本物のサンタになりたいと願うのですが、その願いがかなったときにどうなるのかな?

    半ば無理やり息子に読ませたけれども、最初自分の配るプレゼントにがっかりしたマーガレットが気を取り直して配り始めたはっぱたちの画のページになると、「ほら見て、きれい」と私に見せてくるあたり、やっぱり本好きだよな、そして半強制でも本を楽しむ術を身に着けているよな、と変な所に感心した。

  • クリスマス用絵本

    マーガレットはサンタクロースにあこがれる女の子。
    クリスマスがちかくなると、もりやみずうみで、かわいいきのみやきれいなはっぱをみつけてきてはかみにうつんで、近所のひとにプレゼとします。

    しかしマーガレットは、自分のしていることがよろこばれていると思えません。
    それは彼女が本物のサンタクロースではないから、と考え、本物のサンタクロースになれるようにねがいます。

    かわいい繊細な絵
    くるみ割り人形のルドルフのしゃべりかた

    大人絵本かな。

    植田真 http://www.silentphase.com/

  • サンタさんからのプレゼントを待つこどもではなく、サンタさんに憧れるこどものお話という、逆転の発想から惹かれました。
    そして、あたたかくて優しいタッチのイラストと、そのイラストを生かす様々な構図が素晴らしいです。
    キャラクターも、ちょこちょこ動いてとっても愛らしい。
    かと思えば、儚げで切ない雰囲気も見える、なんとも味わい深いイラストです。
    誰かに贈り物をするということは、自分が思っている以上に誰かの心をあたたかくしているものなんだよ。そんな優しいメッセージが詰まっています。
    イラストもストーリーも、あたたかさを求める寒い冬にはぴったり。
    どの絵本とも違った、この作家さんにしか描けない特別な雰囲気を持った、心惹かれる作品です。

  • 「手から手へ・11、3、2011震災後のメッセージ」展 参加者

    あかね書房のPR
    「マーガレットはサンタクロースに憧れる女の子。だけど、大きな鳥にまたがって、くるみ割り人形と一緒に空を飛ぶことになるなんて…!」

    silentphase.com 植田真
    http://www.silentphase.com/

  • *+ちいさな細かい所まで描いてある
    *+プロローグがある
    *+手紙は手書き文字を使っている
    *+人物の色は、単色で塗っていて、むらがない

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著者プロフィール

植田真(うえだ・まこと)
1957年生まれ。鳥取県出身。國學院大學大学院修士(考古学)修了。國學院大學非常勤講師。2021年現在、日本考古学協会理事・日本情報考古学会理事。共著に『考古学ハンドブック』(新書館、2007年)、『総覧縄文土器』(アム・プロモーション、2008年)などがある。

「2021年 『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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