かみなりケーキ (あかねせかいの本 (20))

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制作 : 小島 希里 
  • あかね書房 (1993年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251005205

かみなりケーキ (あかねせかいの本 (20))の感想・レビュー・書評

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  • 夏の嵐の日。かみなりが近くまで来ています。おばあちゃんは怖がる女の子を落ち着かせ、かみなりケーキを焼こうと言います。嵐が来る前に材料を準備してケーキをオーブンに入れることができるのでしょうか?かみなりが少し怖くなくなる絵本です。(約8分)

  • 27年度(4-1)
    10分

  • おばあちゃんはまるで魔法使いのようだ。かみなりも楽しくなるね。

  • 2013.9.2 菊陽町図書館で借りた
    台風が来る!という日に面だしで置いてあった。

    カミナリが来る日はケーキを焼こうというロシアのおばあちゃん。カミナリが近づいてくる…
    こわいけど、卵をとりにいって、トマトをもいで、さあ、カミナリがなる前にオーブンへ入れよ!
    巻末にケーキレシピつき。

    風邪でがらがら声の私の読み聞かせはこわかったらしく、「ママこわい」と言われました(笑)

  • 「ありがとう、フォルカーせんせい」の著者。
    どれほど、おばあちゃんのことを想っていたかが偲ばれる本。
    かみなりという最悪の日に、ケーキづくりという最高の思い出をつくってくれるおばあさんは、なかなかのもんです。

  • 本書は、小さいころの著者(ロシア系アメリカ人)と
    ミシガン州の農場に住んでいたロシア出身の祖母・バブーシュカの物語だ。

    本書は、「わたし」という一人称で語られる。

    農場は大好きだけれども、夏の嵐だけはこわくてしかたのないわたしは、
    雷の音は特におそろしく、嵐が近づいてくると、ベッドの下にかくれていた。

    ある日、嵐が近づいてきたとき、おばあちゃんはこう言ったのだ。

      きてる、きてる。あらしが こっちに むかってきてる。

      きょうこそ かみなりケーキを やくとするか。

    なにやら面白いことが始まりそうな予感である。

    嵐って不思議だ。

    本書の主人公のように本当に雷が苦手な人もいるが、
    実は、ちょっとわくわくするという人は、きっと私だけではないはずだ。

    ただし、雷が今にも落ちてきそうな外で、
    滝のような雨に打たれているような状況では
    面白いもわくわくもない。

    安全な場所にいることが条件だ。

    さて、ふるえながらおばあちゃんにしがみつくわたしに、
    おばあちゃんはかみなりケーキをやくこつを語る。

      かみなりケーキを やくこつはね、

      あらしが ここに くるまえに

      ケーキを オーブンに いれること。

      だから、あらしの いばしょを たしかめながら、

      じゅんびするんだよ。

      ピカッが みえたら、かぞえはじめる。ゆうっくりと。

      ゴロゴロが きこえたら、かぞえるのを やめる。

      10まで かぞえられたら 10マイル、

      5まで だったら 5マイル はなれた ところに

      あらしが きてるって ことなんだよ。

    かみなりケーキの材料をメモしたおばあちゃんは、
    ふたりで材料集めに出かけようという。

    わたしは、おばあちゃんに言われた通り、
    光が見えたら数え始め、音が聞こえたら数えるのをやめる。

    最初は10まで数えられた。10マイルだ。

    雷の音の部分は、太字で強調されている。

    「ゴログン バリギギン!」

    「ゴロググン」

    毎回微妙に音が違って、大迫力である。

    音読するなら、文字通りではなくて、読み方を変えてよいのだろう。

    カウントできる数もどんどん減っていく。

    一緒に数えると楽しいだろう。

    光って音がするたびに数えつつも、
    わたしはおばあちゃんに言われた材料を集めていく。

    農場だからみんな自家製だ。

    めんどりのネリ―おばさんのたまご、
    めうしのケリケリおばさんのおちち、
    まっかにうれたトマト三つといちど十つぶ。

    集める間に音はどんどん近づいてくる。

    かみなりのたびにベッドにもぐっていたわたしは、
    おばあちゃんと一緒に材料集めをやり通し、台所に着いた。

    かみなりが怖いことをすっかり忘れていたのだった。

    何かに夢中になっていると怖いことって忘れられるかもしれない。

    予期できない不安が一番怖いので、
    次に何が来るのか、これはどういうことなのかを理解しているのは
    怖さをなくす良い方法なのだと思う。

    そして、ゲーム感覚なのがよい。

    パトリシア・ポラッコは、彼女自身の記憶が
    画像として映像として残っているところを
    絵として鮮やかに切り取って描いているのではないかと思う。

    「わたし」と「おばあちゃん」の表情がとても細やかで生き生きとしている。

    農場の動物たちの様子、家の様子も魅力的に描かれている。

    猫好きとしては、家の中のカットのすべてに
    猫がさりげなく溶け込んでいるのが好きだ。

    「わたし」と「おばあちゃん」のくらしに
    普通に寄り添うように猫がいたんだと思う。

    かみなりケーキはつくりかたもついている。

    料理好きな方はぜひお試しあれ。

  • 雷を怖がっている孫をおばあちゃんが大丈夫だよと言いながら、雷の時にしか作らないというケーキを作る準備を一緒にしてあげるお話。
    農場をまわりながら卵や苺など、ケーキの材料を取りに行きながらも、雷はどんどん近くなるけれど…。
    絵本だと、ケーキが主役になりがちだけど、もっと大切なものとの関わりが絵や文章から読み取れる。
    堂々とした貫禄のあるおばあちゃんの孫をおもいやる愛情が伝わってきます。

  • かみなりが大嫌いなわたし。おばあちゃんは、かみなりが真上に来る前に「かみなりケーキ」をつくろうと言い出します。<br>
    数を数える繰り返しの中で、材料を集め、ケーキを出来るまでの工程が楽しい絵本。実際にレシピも付いています。ロシア風の絵も素敵です。<br>
    【キーワード】かみなり、ケーキ、おばあちゃん

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