ふたごのでんしゃ (日本の創作幼年童話 15)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 176
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251006455

作品紹介・あらすじ

電車の「べんけい」と「うしわか」は、ふたごの電車。いつも元気に出発進行! ところが電車通りを自動車が走るようになって…。

感想・レビュー・書評

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  • 4-251-00645-3 

    ふたごのでんしゃ

    1969年12月 初版
    2004年7月 第60刷

    著者:渡辺茂雄(わたなべ しげお)
    画家:堀内誠一(ほりうち せいいち)

    発行所:株式会社 茜書房
    NDC913.

    手にした理由
    司書さんの思い出の一冊のリストより

    自分が今暮らしているところには路面電車は無く、それが暮らしの一部と言えるほど身近ではないけれど、旅先では珍しがって乗ってみたりしたことがある。
    丁度この物語の時代がわかるので、最後はほんとに安堵した。

    なんとなく、親しみの持てる言葉と絵だなぁって思ったら、なんと「エルマーのぼうけん」の翻訳者さんでしたか。
    絵は「ふらいぱんじいさん」や「たろうのおでかけ」の画家さんでした。道理でなじみがあるはずです。
    裏表紙には、たろうによく似た赤い帽子の子がいました。

    著者さんのあとがきには電車図書館が、日野市の団地の中にあり、子どもたちであふれている。立派な図書館でも遠いと子どもだけでは行くことが出来ない。子どもの身近に図書館をつくってほしいと書かれている。日野市の電車図書館は現在ないとも書かれている。子どもの身近に本があることはとても大切な、今の時代でも大切なことだと思います。
    ------------------------

  • ある町を走るふたごの電車、うしわかとべんけいは、たくさんの人たちを乗せて日々走っていました。街になくてはならない存在だったのです。
    けれど、時代が移り変わり、自動車が走るようになると彼らはそれまでのように走ることができなくなってしまいました。ひどい時には、車にぶつかられて、ボロボロになったこともあります。そしてとうとう彼らは廃止されることになりました。さて、廃止した後、彼らをどうしようか、と人々は悩みます。鉄屑?海に沈める?博物館に送る? そんな意見が出るなか、市長さんはあるアイデアを思いつきます……。

    時代が変わり、それまで愛されていたものが見向きもされなくなるシーンは、なかなか切ない。それだけにラストのハッピーエンドにホッとする。
    字が大きく、低学年向けだけど「たんせん」「にし」「ひがし」など、ちょっと1年生だと耳慣れない言葉も出てくるので、説明が必要かも。

  • 電車の「べんけい」と「うしわか」は、ふたごの電車。いつも元気に出発進行! ところが電車通りを自動車が走るようになって…。

  • 低学年むけ

  • 図書館本。私の選定本。長女が選定すると、どうしてもシリーズものに偏りがち。そこから世界を広げていけたら~というのが今の目標。

  • 小さい頃にこの本を読んだ覚えは無いのですが、なぜかストーリーだけを知っていました。なんでだろう。電車図書館っていうのはすごく素敵だと思います。

  • 「たんせん」など、鉄道専門用語(?)がひらがなだとかえって難しい気もしてどうかと思いましたが展開、終わりがよかったので気にならなくなりました。とりあえず電車好きな子から勧めたい。

  • 2008年夏休みに読んだ本★14

  • 烏兎の庭 第二部 絵本 1.16.05
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/futago.html

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著者プロフィール

渡辺茂男

「1988年 『エルマーのぼうけんセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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