ふうたのゆきまつり (日本の創作幼年童話 24)

  • あかね書房
4.14
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本棚登録 : 90
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251006547

作品紹介・あらすじ

子ぎつねのふうたは男の子になって“かまくら”を見にいきます。雪国を舞台に心のふれあいを描く。

感想・レビュー・書評

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  • あ、これはこの前読んだ『車のいろは空のいろ』のまついさんじゃないですか。何かしたいと強く思っていても、一歩踏み出せない時ってありますよね。そんな時、そっと寄り添って優しく背中を押してくれる、1人にしないでそばにいてくれる人の存在はどんなに心強いでしょう。かまくらに入れず、ぽつんと1人で立っているふうたの後ろ姿をみて涙が出そうになり、声をかけるまついさん。誰に対してもこういった寄り添いの気持ちを忘れないでいたいものです。心の芯までじんわりとあたたかくなるお話です。

  • 心温まるお話。
    車の色は空の色シリーズの松井さんが、優しい。

  • 子ぎつねふうたの“かまくら”を通した心のふれあいの物語
    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    請求記号:913.8/A435//E

  • 人情味あふれる、寒い冬の日のお話。

  • こぎつねのふうたと運転手の松井さんが繰り広げる、じんわりと心温まるお話です。
    すべてひらがなで文字が大きいので低学年向きかなと思いますが、とてもいいお話なので、中学年で紹介してもいいと思います。
    運転手の松井さんは、光村の4年生の教科書の「白いぼうし」に出てきます。

    「かまくら」と言われる秋田県に残っている小正月の行事が、美しく温かいものとして描かれていて、秋田の風俗にも興味がわきました。

  • 朝の読書で読む。やさしい松井さんとかわいいキツネの坊やのやりとりがたまらない。読んだあとになんともやさしい気持ちになった。

  •  人間の姿になって、雪祭りに行ってみたい、子ぎつねのふうた。
     でも、人間になるためのおまじないの3つ目を忘れてしまいました。
     通り掛かったタクシー運転手のまついさんは、ふうたの願いを叶えてあげられるでしょうか。

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     昔、教科書で読んだ気もするけど、それよりも、テレビ絵本で見たときのが印象深い。吉行和子さんのナレーションがよかった。
     ふうたくん、かわいすぎるよ。
     ふうたくんの純真さとまついさんの優しさに、心が洗われる…。

  • はずかしがりやのふうた。

    はずかしくて一人で入れず、ずっと外から見ていたかまくらに松井さんと入れてよかったね。


    そこが一番のお気に入りです。

  • 一番好きな児童書です。私にとって、『こぎつね「ふうた」のドキドキする気持ちが、よくわかる!』と幼心に思ったものでした。運転手のまついさんとのやりとりが、心を温めてくれた本でした。

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著者プロフィール

1931年生まれ。児童文学作家。1968年にデビュー作品集『車のいろは空のいろ』が日本児童文学者協会新人賞および野間児童文芸推奨作品賞を受賞。以降、いくつもの文学賞を受け、多くの作品が小学国語の教科書に掲載されている。2001年に紫綬褒章受章。京都在住。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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