- Amazon.co.jp ・本 (74ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251007117
作品紹介・あらすじ
くまの子は船に、うさぎの子はバスに乗ったことがありますが、きつねの子はどちらも知りません。だけど…。
感想・レビュー・書評
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このお話はきつねのこがぼくだけしっていることを最後らへんに見つけてきつねくんの友達に教えたお話です。
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きつねのこシリーズ
ふねやバスを見たことがないきつねのこ。
漢字が書けないきつねのこ。
「四なんて、かけなくたって、ぼくはぼく」
せつない…
ゆうだちのあと、にじを見て
「ぼくだけしってる」
そして、そのあとで
「そうだ、くまくんたちにも みせてあげなくちゃ」
いいなあ。 -
いい話で大人ながら感動した。キツネくんの一生懸命さ、やさしさ、純粋さが伝わってくる話。
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きつねの子の心の動きが良い。自分が知らないことを悲しんだり、悔しくて嫉妬したり。
6歳の娘には、きつねの子の気持ちがわかる部分とわからない部分が半々だった。 -
「ぼくは、ぼく。きつね こんすけ。」
誰もが抱く他人の知識や経験への嫉妬。このお話は子ども達に「そういう気持ちになるのは、君だけじゃないし、君だけが知っていることもたくさんあるんだよ。」と優しく語りかけます。 -
おわあ〜〜こころにささる〜〜
15分の読み聞かせには入りきらないけれど、なんとか子どもたちに聞かせることはできんかと考えてしまうレベル。
昨今の配信動画文化の影響もあってか、勝てる!簡単!出来る!のイメージが子どもたちの頭にこびりつき、負ける、難しい、出来ない、は無価値という極端な思考の子どもたちを励ますのが、指導の現場のほとんどです。いや、ほんとに。
友だちと自分を比べて、自分が主役じゃない方だと思い込み、ずるい!いけず!できない!もういい!と叫び、泣き叫びながら壁に頭を打ちつけて激昂しているあなたに、読んであげたいんだよ。聞いてくれるかなあ。 -
おさない子どもの、ちいさな心のモヤモヤ。
嫉妬心、劣等感、くやしさ。でもお話は全体的に優しい世界観で、くまくんもうさぎちゃんも優しいのがいい。
おとなたちは、子どもが「何をどれだけ知っているか」を重視しますが、「何とどういう会い方をしたか。」ということも大事ではないでしょうか。
森山京さんあとがきより。
こどもの「はじめて」の体験って、とっても大切なものだと思う。知識として知るのも大事だけど、いろんな経験をしながら大きな喜びや驚きとともにいろんなことに出会ってほしい。
5,6、小1,2年生向け -
友達は漢字を知ってるけど、自分は知らなくて笑われる…割と生々しいというか、あるあるな話です。
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きょうかしょにのってた話の続編、よかった
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これもいい。
虹を見て、きつねのこだけが知っているという話。