- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251009418
感想・レビュー・書評
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息子を失った男がどこまでも、どこまでも悲しみに沈む。底知れぬ悲しみから逃れようとし、忘れようとし、そして結局はやはりそれと対峙する。時折あらわれる幸福な思い出のきらめくようなページ。それはどれも日常のささいなひとこま。悲しい本なのに、幸せをも考えさせる稀有な本。
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愛する者の死がもたらす悲しみを、徹底して見つめる中から浮かびあがる、命あるものへの慈しみと、深い慰め。んーっ。
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母からのクリスマスプレゼント。息子を失った詩人が静かに時にユーモラスに悲しみという感情を見つめる。できればずっとこないで欲しいけど、いつか必ずやってくるその日まで、大事にとっておくよ、お母さん。
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わかりやすい救いはないけれど、悲しむ人に静かに寄り添ってくれる優しい絵本。
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谷川俊太郎訳
文章もいいし絵もいい
息子の死、母親の死が主の絵本
悲しみが少し薄らいだから
最後まで読めたんだな
自分の現在の
元気のバロメーターになるような絵本だった
『幸せのふりをしているのだ
悲しく見えると、ひとに好かれないのではないかと思って
そうしているのだ。
からだじゅうが、悲しい。
どうすることもできない。
私の悲しみだから、
ほかの誰のものでもないのだから』
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悲しい時ととても悲しい時の顔がぜんぜん違うのでびっくりしました。
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喪失感にあるときの人の気持ち悪いを表している
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”悲しみは、いつくるのか?
時をえらばない。
そいつはやってきて、きみを見つける。”
”悲しみとはなにものか?
人をえらばない。
そいつはやってきて、きみを見つける。”
訳は谷川俊太郎さん。 -
悲しい本 SAD BOOK こんな題名の絵本を手にする人は、どんな心の状態なのでしょうか? 最初のページの幸せなふりをしている顔の絵。なるほどなるほどなるほど。楽しかった頃を思い出して、ロウソクの炎をじっと見ている最後のページの絵。さて、これからですか~~~大人向けの絵本でした。