クッキーのおうさま (わくわく幼年どうわ 9)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 290
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251040190

作品紹介・あらすじ

りさちゃんが作った、おうさまの形のクッキーが動きだして、空き箱でお城を作ったり、宝物を探しに出かけたり。でもある日…!?

感想・レビュー・書評

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  • 最近の娘のお気に入り。
    王様といういわば最高権力者が、単なるクッキーにすぎないというこの逆説。強者が弱者であるというこのめくるめく転換が、子供心をくすぐるのだと思う。
    王様の生殺与奪の力を握るリサちゃんは、同時におかあさんに保護される子供。
    現実においてはこれが、ときに母親による「支配」となる。それを真似て、子供もまた、支配したくなる。けれどもそれが、「クッキーのおうさま」であることが味噌。そこにためらいが生まれる。
    本書は「壊れやすいもの」に対するためらいの力学をたくみに描いた本だと思う。

  • これ読んでクッキー作りたくなった。
    子供とココナッツクッキー作った

  • 5才の子どもがこれ借りてきて、といって読んだ本。(保育園でお気に入りの一冊のよう)

  • ほし33こまたかりてほしい

  • りさちゃんが焼いたクッキーは、かんむりをかぶった、ふとっちょの王さま。「どんな味かな」と食べようとすると、「ぶれいもの」なんて言って、にらむんだ。
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

  • 5歳のとき娘が初めて読んだ児童書。
    絵がかわいい。

  • 読みやすい幼年童話。
    〜低学年
    クッキー、王様、お城

  • 女の子のつくった王さまのクッキー

  • クッキーから生まれたおうさま。おひめさまも作ってもらって、更に子どもまで生まれて不思議だった(小2)
    明日、クッキーを早速焼こう‼️(ママ)

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著者プロフィール

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』『しゃっくりくーちゃん』『ねえだっこして』『にげろ! どろねこちゃん』『なんでもモッテルさん』などがある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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