きみに会いたい―I Miss You (グリーンフィールド)

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  • あかね書房 (1995年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251066527

きみに会いたい―I Miss You (グリーンフィールド)の感想・レビュー・書評

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  • 引き込まれて一気に読んだ。
    読後に考えてみれば、既視感のあるオチというか設定なのだけれど、それでも物語の視点である主人公・幸恵の感情や思考は少しも違和感なく共感できて、原発事故という1995年当時よりリアリティある恐怖とスリルが相まって、深い感慨とともに読み終わった。
    幸恵の葛藤や答えのでない感じが本当に等身大なかんじで、キャラっぽい薄っぺらさがないかんじ。

    ただ、難点をあげるならば、もう少し幸恵の孤独が強まるエピソードや背景が欲しかったかな。
    こんな能力があればこうなるよね、って、前提がわりとあっさりだったように思う。

    自らの強い孤独感を、否定して追い出すのではなく、抱き締めてあげるーーこのくだり、すごく好き。大人の私も感動した。
    小学生にそこまで読解できるかなぁ。

    恋愛についてのディベートや、社会科見学の話題を担任が口にするなど、細かな伏線があったのも好かった。
    ラブレターがどうやってクラスの子に渡されたのか、なぜ幸恵を名指ししたのかが、私はまだ消化できてないので、皆様のご意見聴きたいです。

    柴田さんの作品は『ふるさとは、夏』に続いてまだ2冊目なのだけど、もうめちゃくちゃ好きだわ……! と今の時点で強く思うので、もっと読みます。

    『ふるさとは、夏』もそうだけど、表紙絵が……
    今の小中学生が自分からは手に取らなそうなデザインに思えるのが、少し悔しいです。(小林敏也さんの作品、私は大好きなのですが)

  • 10代の自分に手渡してあげたい本。
    アニメにするといいかもな~

  • 幸恵は人の心の声が聞こえてくるため、人の裏側が見えて苦しんできた。そのため訓練して、聞こえないようにコントロールできるようになったある日、少年から呼びかけられる。もし心が見えたら知りたくない面も知る羽目になるので辛い。少年がどんどん強引になっていき、原発も絡んできて恐くなった。

  • タイトルにひかれて読んだよ~
    他人の心の声が聞こえちゃう女の子の話だった。

    もし自分にこの能力があったら絶対に引きこもってるだろうな~と思った笑

    少年が自分の中にいる別の人格だった、てところはびっくりした!
    自分のわるい面もちゃんと受け入れないといけないってことかな~

    最後のハグするところはもうときめきまくりでした。きゅんきゅん。
    自分の中のもう一人?と恋するって不思議な感じでおもしろかった~。

  • 中学生の頃に読んだ本。雰囲気が好きだと思った覚えがあるけれど、ストーリーを忘れてしまっているので、いつかもう一度読みたい。

  • 原発テロを扱っているYA小説ということで、もっと早くに読むべきだと思っていた本。 読みながら「これは現代日本を舞台にしたゲド戦記かもしれない」と思い、同時に「セカイ系の走りだ!」と思って出版年を見たら1995年だった。エヴァ放映と同じ年だ。すごいなぁ。

  • きのう読み始めてきのう読了。だいぶ前から背表紙が気になっていて、この間ようやく借りたもの。
    芝田さんは久しぶりだったのでやや緊張して読み始めたのだけど、かまえていたより読みやすかったのでちょっとびっくり。終わり方にあまり違和感がなかったからかしら。ほかの作品だとだいたい感じるある種の過剰さみたいなものがあまりなかったのも、個人的には読みやすかったのかも。途中で落ちは読めたものの、気持ちがお話から離れることがなかった。とはいっても、どうしても恋愛要素をからめてしまうひとなのだなぁという気は、やっぱりする。好みの問題なのかなぁ。
    そして恐ろしいくらい敏感に先取りできるひとなのだなぁと、思う。

  • ハタチくらいのときに
    一度読んだことがあった。

    原発がでてきた記憶は、すっかりなかったけれど、
    そう教えてもらって、再読。

    たぶん、当時は、さらっと読み飛ばしたであろう
    原発内の描写が、今は、けっこう理解できるのは、
    複雑な気持ち・・・

    原発や、ストーリーうんぬんはさて置き、
    途中の、内面と表面の葛藤の部分は、
    共感し、目が開かれる思いのする小中学生も多いのではないかな。

    個人的には、世の中に「つぶやき」を氾濫させることへの
    ちょっとした違和感の一端は、これかな?と思った。

  • 中学生の頃なにげなく手にとった本が自分の人生をかえる本になる。図書室からいまだに借りパクしてしまった一冊でかなり申し訳ないけど後悔はない。(ダメです。)

  •  幸恵は、人の心の中のつぶやきが声として聞こえる。その力に頼らずに生きてみようと「心を閉ざす」訓練をした。ところが、ある日、閉ざした心の扉を破り、少年の声が聞こえてくる。少年は、拒絶する幸恵に何度も語りかけてくる。「きみに会いたい」

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