うち知ってんねん (絵本かがやけ・詩 みんなのことば)

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著者 : 片山健
制作 : 小池 昌代 
  • あかね書房 (2007年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251092540

うち知ってんねん (絵本かがやけ・詩 みんなのことば)の感想・レビュー・書評

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  • 以前買った、小池昌代さん選の詩集アンソロジーの新書がすごくよかったので、図書館で見つけて迷わず借りてきた。
    今回は、やはり小池さん選の詩に、片山健さんが絵を添えている。冒頭、A・A・ミルンの「おわり」という詩に度胆を抜かれ、この詩を最初に持ってきたというそのチョイスに、脱帽!新川和江、石垣りん、谷川俊太郎といったおなじみの詩人から、一般の子供による詩まで…。瑞々しく、懐かしく、おかしく、幼い頃の記憶が、感情が、昨日のことのように蘇るようだ。一応は娘にも読ませたくて借りてきたのだが、先に大人である私の方が心を掴まれてしまった。勿論大人にもおすすめだし、子供たちにも…詩によってはちょっと難しいものがあるかもしれないけど、言葉の断片でも心に引っかかってくれればいいと思う。片山さんの、詩によって様々な表情を見せてくれるダイナミックかつ繊細な挿絵もとても素敵だ。
    この「絵本 かがやけ詩 みんなのことば」というシリーズは全五巻で、テーマによって小池さんが選んだ詩に、それぞれ5人の絵本作家が挿絵を付けている。これはぜひともコンプしなければと思っている。

  • H23年12月 3-1

  • (2010.11.28読了)(2010.11.02借入)
    小池昌代さんの本を探していたら、片山健さんが絵を描いた本が見つかったので、図書館から借りてきました。
    小池さんの選んだ17の詩に片山さんが絵をつけた本です。絵本というべきか詩集というべきか、困ったことです。

    表紙は、風神と雷神でしょうか?表は、雷神のような少女です。マッチを擦って火をつけて放り投げています。裏は、風神のような男の子供です。黒い電球のようなものを振り回しています。二人とも元気いっぱいです。

    収録されているしの題名と作者は以下の通りです。
    「おわり」A・A・ミルン
    「二月のうた」新川和江
    「おとうさん」谷川俊太郎
    「わたしとママ」坂上あんず
    「ボタン」川崎洋
    「劣等性」小柳玲子
    「友だち」手塚直人
    「うち 知ってんねん」島田陽子
    「手が あげられない」三浦めぐみ
    「まつおかさんの家」辻征夫
    「かなしみ」石垣りん
    「若葉よ来年は海へ行こう」金子光晴
    「花になれ わたし」杉本深由起
    「練習問題」阪田寛夫
    「おともだちの髪」山本沖子
    「住所とギョウザ」岩田宏
    「風鈴」池井昌樹

    多様な詩が収録されています。元子供だった人、今子供の人、詩人の人。内容もいろいろです。詩も楽しめるし絵も楽しめます。

    ☆わたしとママ
    ママの顔をみると
    何かしゃべりたくなります
    「ねえ」だけでもいいたくなります
    「ねえ」といってから
    話すことを考えます
    どんなに考えても話すことがなかったら
    「なんでもない」と
    いいます

    ☆かなしみ
    私は六十五歳です。
    このあいだ転んで
    右の手首を骨折しました。
    なおっても元のようにはならないと
    病院で言われ
    腕をさすって泣きました。
    「お父さん
     お母さん
     ごめんなさい」
    二人ともとっくに死んでいませんが
    二人にもらった体です。
    いまも私はこどもです。
    おばあさんではありません。
    (2010年11月28日・記)

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