めざめる

著者 :
  • あかね書房
3.11
  • (1)
  • (0)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251099020

作品紹介・あらすじ

めざめて見る光景。光が射し込む。手をくすぐるのはアリ。犬と楽しくふれあう。夕暮れはさみしい。夜にねむり、もうひとりの自分が目をさます。夢を見ているのは誰? 星はいつからまたたいている? 宇宙は誰がつくった……? 感覚や気持ちなどの現実から、夢や超現実へのうつろいを、光、星、物質、現象、命の粒を重ねて幻想的に描き出す。「意識のめざめ」をテーマに、この世界とは何なのかという、永遠の謎を問いかける一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ”わたしはいつめざめた
     ほしはいつめざめた
      うちゅうはいつめざめた”

    幻想と混沌と静寂に満ちた絵に誘われる

  • ボランティアの方の読み聞かせ
    *********
    ★2023.10(3-1)

  • 一度は原画展に行きたいと思っている#阿部海太 さんの絵本を2冊ご紹介します。
    .
    #みち
    #リトルモア

    「あるく」「はしる」の2語のみ……でもめちゃくちゃ強烈に心に飛び込んできます。
    .
    共に歩んでいきたい誰かと読みたい〜そんな1冊です。
    .
    深い色彩で幻想的な世界が繰り広げられています。
    ひとつの道を2人で歩く……景色がどんどん移ろっていく中、この2人は夫婦?友人?兄妹?淡々と歩く姿に喜びと不安とが入り混じった感情が湧き上がってきます。
    .
    題名である「みち」は道……それとも未知……?
    .
    私家版で出版した本が反響を呼び、言葉が加わってメジャーデビューした作品です。
    .
    #めざめる
    #あかね書房

    こちらは自分が生まれた瞬間から、自分の感覚や世界にどう出会っていったかを順を追って描こうとしたものだそうです。
    .
    色々なものがある中、人はその中のひとつ!
    朝目覚めて
    道にあふれる光
    草や土があたたかく
    水はつめたい
    そんな体験をしているような臨場感があり、そして夢から宇宙へと!
    .
    誰もが心の中で抱えている謎をそっと問いかけているようです。
    最後のページは真っ白、この色のないページに「いちばんさいしょに めざめたの だあれ…」とあります。意味深い最後ですね。
    .
    2冊とも感じる絵本!
    色の重なりに圧倒され、深い色合いが心の光と影になっているよう〜。

    考えているうちに、思考がどんどんとぎすまされていくのを感じます。
    .
    大人の絵本かもしれませんが、一度は手にして見て欲しい私のお気に入り絵本です。

  • 朝目覚める、私は星は宇宙はいつ目覚めた一番最初に目覚めたのは

    絵というか色の集合がきれい

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

阿部海太(あべ・かいた)
画家・絵本作家。1986年生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業後、ドイツ、メキシコに渡る。2011年に帰国後、絵本や絵画作品を発表。絵本に『みち』(リトルモア)、『みずのこどもたち』(佼成出版社)、『めざめる』(あかね書房)、『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店、第26回日本絵本賞)、共著に『はじまりが見える 世界の神話』(創元社)、『えほん遠野物語 しびと』(原作・柳田國男、文・京極夏彦、汐文社)、『ほっきょくで うしをうつ』(文・角幡唯介、岩崎書店)などがある。

「2023年 『わたしは きめた 日本の憲法 最初の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部海太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×