ショー・バン 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253058391

感想・レビュー・書評

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  • 「ストライプブルー」を先に読んでこの漫画を知って以来、いつか読みたいと思っていたがこの度やっと読めた。
    「ストライプブルー」を読んだ時に「おれはキャプテン」に雰囲気が似てると思っていたのだが、「ストライプブルー」「ショー☆バン」の原作者・森高夕次と「おれはキャプテン」の作者・コージィ城倉はどうも同一人物のようですね。納得。
    で、「ショー☆バン」だが、全33巻あっという間に読んでしまった。舞台は中学野球で、軟式ならではの野球解説も面白い。ゲーム展開がかなりリードされて後半大逆転っていうパターンが多いのが少し気になったくらいかな。
    森高夕次=コージィ城倉には今後も期待しています!

  • ある意味、非常に地道な野球マンガ。絵はかわいい感じだが、あんまり華はない。この世界には男子中学生と野球しかないのか?と思う程、ひたすら野球をしている。女性も「キャプテン」並みに出てこない。

    普通、野球マンガというと高校あたりが舞台になることが多い。野球のことを一通りは知っている高校生と違い、ちょっと前まで適当な草野球しかやったことがない中学一年生が主人公なので、ゴロの処理の仕方、キャッチボールの仕方みたいな、非常に基礎的なことを学んでいく描写まで入っている。これが、かなり丁寧且つ納得いく説明がされていて、一種の野球入門書としても成立しているかも知れない。読者も主人公と一緒に野球の奥深さに触れることが出来るし、実際、野球をやっている中学生あたりが読んだら、参考になっちゃうかも知れない。

    リーゼントの鬼頭監督がいいんだよね。茶目っ気もあり、常に大人の余裕で生徒に接する。どなるし厳しい面もあるが、生徒の目線にも立ってくれる。何より野球に無茶苦茶詳しく、野球を教えるのが大好き。こんな理想的な監督はちょっと現実にはいないので、一種の理想の少年野球の世界を描いたファンタジーと考えた方がいいのかな。
    中学生の主人公達を通して「野球を学んで、メキメキ上達していく快感」と、鬼頭監督を通して「野球を教えて、メキメキ上達させてしまう快感」を味わわせてくれるマンガとも言える。

    原作の森高夕次氏は、なんとコージィ城倉氏の別名だそうで。コージィさん、自分で描いている時より凄くストレートな野球マンガです。まあ、本当に野球好きなんでしょうね。

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著者プロフィール

長野県出身の1963年生まれ。中学・高校を野球部で過ごす。
『総理を殺せ』『おさなづま』『ショー☆バン』 等、野球に限らず様々な題材の原作を手がけてきた鬼才。『グラゼニ』 にて第37回(2013年度)講談社漫画賞を受賞。
現在「モーニング」誌上では『グラゼニ ~大リーグ編~』『昭和のグラゼニ』と2本の原作を手掛けている。

「2023年 『グラゼニ~大リーグ編~(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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