猫の目時間

著者 : 夢路行

• 秋田書店 (2014年1月16日発売)

感想・レビュー・書評

[gssyさんの感想 · 2019年5月23日]

飼い猫を溺愛する二人の男性とシェアハウスで同居する事になったOLが次第に猫まみれの生活に順応して行く様子を描いた連作短編集。出て来る二匹が人懐こくて可愛いくて癒されるぅ〜。これはほだされるわ（笑）。

[tuppenceさんの感想 · 2016年2月21日]

こういうお話を読むと、シェアハウスって楽しそうとか思ってしまう。
性格的にムリなのは分かってるのに（笑）
ネコ２匹と、彼らを溺愛する男性に振りまわされる広海サン。
振り回されても、その暮らしは羨ましい！
夢路行さんの雰囲気が、ぴったりはまっていて最高。

[sadaharu373さんの感想 · 2014年3月31日]

アパート火災で住む所が無くなった広海が、すがる思いで住むことに決めたのは、男性二人が既に住んでいるシェアハウス。
恐る恐る住んでみると、男性陣は猫の虜で広海には興味を示さず、むしろ自分達の帰りが遅い時の猫の世話を頼んでくる始末(；´・`)>。
この作者さん猫ちゃんを絡めた話をけっこう描いてるのですが、これも面白かった(*^▽^*)。
主人公・広海は、最初猫に特に興味も無く、「共有スペースに出すな」とさえ言っていたのに、最後には猫を好きになっていく。
これがさらりと描いてあるのがまたイイ！
暇な時にちょいと手に取りたくなります。