光とともに… (3)

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著者 : 戸部けいこ
  • 秋田書店 (2002年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253104418

光とともに… (3)の感想・レビュー・書評

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  • 青木先生のもとだと学校生活が多少は安定するのか
    時の流れがとてもはやい巻だった。
    主なできごとは
    ひな祭りパーティー、美羽ちゃんの登場、トマトの写真撮り、そして沖くんの登場。

    花音ちゃんの公園でのお友だち家族に誘われて
    よその家での「ひな祭りパーティー」に参加するも
    光くんと花音ちゃん、ふたりのお世話でいっぱいいっぱいになり
    光くんのお手洗いの要求に幸子がすぐに気づけず
    おもらしをしてしまった光くん。
    そんな様子を見た友だちの家族は
    「花音ちゃんを光くんに託せる」からよかった、という旨の
    発言をしてしまい、幸子を傷つけてしまう。

    また、4年生になった光くん。
    ASDの本田美羽ちゃんが入学してきたり、手つなぎペアの石田くんと
    毎日プチトマトの水まきと写真撮影をしていたりしたが
    石田くんは毎日のことなので、少しお疲れモードに。
    そんな中、ある日、大雨なのに光くんはひとりで畑に行ってしまい
    気づいた石田くんがかけつけたときには雷が落ちてきた。
    さいわい、雷に打たれることはなく、石田くんも下校するときには
    トマトのつぼみを若林先生が発見する。
    それを見て、これからも頑張ろうと決意する石田くんと
    ぶじに決まった日数の写真を撮り終えた光くんは
    学校の発表会であさがお教室のカレー屋さんの発表会に臨む。

    光くんも美羽ちゃんも、一所懸命に発表を頑張っていたが
    ちょっとしたできごとで、ある男の子(沖くん)が
    光くんをからかうヤジをとばし、石田くんが壇上で激怒した。
    それでも動じず発表を続けた青木先生だが
    一緒に参観にきていたお義母さんが校長先生に少し
    きつめに苦情を言ってしまったことを幸子が家で
    ふと口にしたことがきっかけで、雅人の機嫌は悪くなる。

    こうしたことの積み重ねで、「私の人生っていったい」と
    思うほど疲れてしまった幸子だが
    ちょっとした笑いの中に癒しがあるのだと気がつき
    また毎日を「今日も元気に」頑張り始める。

    そして光くんは、遂にひとり登下校にチャレンジするも
    あちこちでアクシデントを起こしてしまう。
    一方で沖くんは、お母さんに家出され
    完全なネグレクトされた状態に陥ってしまう。
    沖くんの家に光くんは換気扇を見たくて
    ときどき遊びにきていたこともあって、光くんは
    沖くんに追いかけてもらうことができたものの、ふいっと
    ひとりで電車やバスに乗って、遠くまで行ってしまう。
    そんな沖くんを、「障害のある子を連れまわすなんて」という目で
    見ていた保護先の人に、迎えに行った雅人や青木先生が
    「追いかけてくれたはずです」と説明してくれたことで
    沖くんも少しは報われたのかな。
    お父さんもお酒の飲みすぎで倒れてしまい、沖くんは
    養護施設に行くことになった。
    沖くんは光くんが羨ましかったのだと言い残して
    施設へと預けられた。

    この巻でよかったなぁと思うところは多々あったけれど
    2巻で「要求を正しくだす」ということが課題だと言われた光くんが
    「ブラシ(ブラッシング)してください」と
    言えるようになったところは、わたしもうれしかったな。
    成長はゆっくりに見えても、光くんも他の子どもたちも
    すくすく育っていく、みんなで育てあっていく
    そんな希望がもてるようなエピソードが多い1冊だった。

  • 小学校高学年編。
    この回でも、お兄さんの石田君、
    同級生の沖君など良い仲間が出てきます。
    辛いこともたくさんありつつ、
    笑顔もあふれる毎日。

  • 2015.10.17市立図書館(次女)
    高学年編。毎日の登下校付き添いから、自立を目指して少しずつ練習を積みはじめるも、さまざまなトラブルも起こり…
    主人公の光くんだけではなく、まわりにいる子どもや大人の抱える問題にも目配りがあり、光くんが気持ちよくとけこめる居場所というのは、けっきょくだれもがしあわせに、尊厳をもって暮らせるコミュニティなのだと悟らせる展開。その実現への道程はほんとうに険しくて、支えてくれる理解者も少しずつ増えていく一方で、わかってもらえない相手、傷つけられたり落ち込まされたりする相手というのもどうしてもいる。そんな中、光くんの両親は(療育を助ける専門家とのであいに恵まれてたおかげも大きいと思うが)ほんとうによくやっているなあと感服してしまうのだけど。
    わがやの子どもたちの学校生活をふりかえってみても、自閉傾向の子が普通学級でいっしょにやっていた学年はこどもたちに思いやりや節度が自然と育まれて保護者同士の関係もおだやかでよい集団だったな、と思う。

  • 追いかけているマンガ、図書館で借りた。

    自閉症児・東光、小学校高学年編。

    障がいのある人にもプライドがあることを、これまで考えたこともなかった。
    恥ずかしくなるくらい、申し訳ない。
    障がいのあるきょうだいとどう暮らしていくのか、健常のきょうだいにとっては切実な問題なのだろう。
    地域のなかに入っていくこと、地域のなかに迎え入れることは、きっと、できる。
    仕事をしていると、色々なお客様がいらっしゃる。
    個性は有り体に言えば特徴であり、その人に合った対応をしている。
    地域でそれができないわけがないと思う。
    荒んでいる私には、荒んだ寄稿の読み方しかできなかった。

  • 事件をきっかけにその先の光を見つけていける。
    そんな強さが両親に備わりつつある。

  • 2012.4月 市立図書館

  • 光くん、小学校4年生まで。
    成長とともに外の世界に出て行こうとする光くん。迷惑をかけることもしばしばで、周囲の人にどう理解してもらうかが課題になってきている。
    最後は、今まで理解ある先生に恵まれてきた光くんに、不穏な影が・・・

  • 光くん、小学校高学年編。意外とサクサク進んでいくけど、このペースで15巻まであるということは明るく元気に働く大人になるまであるのかな?チームワークで乗り切った運動会、トマトの発表、家庭崩壊の男の子との旅、人間には優しい人と優しくない人がいるわけじゃないんだよね、みんなそれぞれ事情があってそうしてるってことを理解できなくても理解するために最初っから責めたり否定しないってことを忘れないようにしよう、そう改めて思う。

  • 学校で読みました。
    光君が小学校の四年生になってからの日々でしたが、この巻は光君と周りの「普通の」人達との関わりを描いています。
    自閉症は理解されづらい障害なので、どうしてもわかってもらえなかったりということもはっきり書かれていて、辛いのだ、と思いました。
    是非続きも読みたいです。

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