ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)

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著者 : 阿部共実
  • 秋田書店 (2014年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253130431

ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)の感想・レビュー・書評

  • あれ?終わり?
    解決してないこといろいろあるような。。

    ナツだけ不幸なままなような。

  • 武富健治の『鈴木先生』にも別の形で描かれていたけど、問題児でも優等生でもなく「普通の子」の抱えるーただし描かれることがなかったー悩みや問題がここにはある。

    『鈴木先生』では、とかく問題児というのは良かれ悪かれ目立ってそして特段面倒をみなければならない存在なのだけど、それで悩みを持っているのに先生に気付いてもらえなかったり気付いてもらえても手が回らずにいるなど割りを食うのは「普通の子」だと描かれていたけれど。

    こちらの作品ではウサギとカメのような話をベースに更に追い討ちをかけるようなリアルさで心を蝕んでくる。名作ではあるけれど、後味が悪くてもう読みたくはないという気持ちがしてしまうけれど、またいつか読む日のために手元に置いておきたい一冊。

  • サブキャラに激しく自己投影する

  • ちーちゃんはちょっと足りない。ナツはもっと足りない。誰にも感情移入できなかったのが救い。

  • 都会ではない普通の町に暮らす、中学2年生のちょっと足りないちーちゃんと普通のなっちゃん、斜に構える旭ちゃん他クラスのみんな、お姉ちゃんたちの日常を描く。

    前半は普通の毎日、そこから少し歪んで、それぞれに変化を生む。
    不安感がヒリヒリきて、ちょっと怖い、それがこの作品の味かもしれない。

  • 著者・阿部共実さんの代表作かなと。とにかく絵柄と後半のストーリーのギャップが凄い。後味の悪い一冊。

  • 鬱は鬱でも好きじゃない

  • かつての感情をこんなにもありありと感じられる奇跡。わたしは随分となりたくなかった大人になっているのだな。

  • ちーちゃんがとっても可愛くてほのぼの日常系漫画だと思いながら読み進めていたけれど少し違ってました。
    ナツがまんま自分過ぎてつらい。痛い。でも好き。
    あなどりがたし、阿部共実。

  • すごい。


    もののけ姫の主人公がアシタカであるように、これはちーちゃんというキャラクターを見つめるナツという主人公の物語。ぼくらはナツに感情移入する。物語がサスペンスを帯びてクライマックスへ向かう盛り上がりの美しい山形もすごいが、ちーちゃんがナツの心を代弁するかのような台詞と、全てのネガティブを昇華する藤岡の台詞のポジティブは本当にすごい。しかし本当にすごいのは、そんな素晴らしい感動も、ラストの展開のためにあるという点だ。この物語はとてつもなく高度に計算された、不条理劇なのである。ナツは成長しない。もし、あの場に彼女がいたらきっとナツは成長したのだ。ぼくら読者が藤岡の言葉に涙するように、ナツもきっと救われたはずだ。ところがナツはあの場にいない。たったそれだけのことが、人の成長に左右する。ナツが悪いのではないということが読者にわかるからこそ、不条理劇としての圧倒的な完成度が読者を襲う。これは映画「セブン」や小説「青の炎」とはまた違う、絶望のラストである。

  • 皆何かが満ち足りていなくて、それをどうにかやり過ごして、あるいは消化できずに生きている。そこから変わろうとする者、変わりたくなくて周りを巻き込む者など三者三様。相変わらず人間の嫌らしい部分をエグイまでに表現する作家さんだなと思った。ナツ…怖いよ…。

  • 読む前と読後の感情がこんなに忙しい作品があるのだろうか。なんとも暗い気持ちになる。後味はとても悪い。足りないものを数えたらきりがないけど、数えてしまうのが人間だと言われているようなきがする。なにも考えないことが幸せとも限らないし。どちらがしあわせだろう。

  • ちーちゃんとナツのちょっと足りなくて満たされない感じがよく出ていたなと思いました。説明するのは少し難しい内容だけどほっこり出来るしダウナーな所もあり面白い作品です。共依存の関係の二人がこの先も一緒に笑って楽しく過ごせるのか…二人は幸せになってほしいです

  • いや、重い.......

    にしても「ちーちゃんはちょっと足りない」
    なるほど、良く考えられたタイトルですね。
    (ナツ目線のタイトルなのか俯瞰で見ている読者目線なのかはわかりませんが)

    個人的にはメガネの子と不良っぽい子のエピソードにほっとさせられました。
    あれがなかったら....
    まぁ、そこもナツさんにとっては「負」の材料になってしまうところがこの作品の恐ろしいところですが。

    読了後に山のようにあるネット上のレビューを読むのが楽しかった珍しい作品です。
    色々な意見があるのはもっともだとしてもそのふり幅が大きいこと大きいことw

    是非レビュー漁りをおすすめしたいと思います。

  • ※一部暴力表現の含まれる作品です。

    【印象】
    幼児的な中学生と同級生。
    持たないことに思いつめがちな人へお薦めします。

    【類別】
    強いて言うなら日常、学園、青春、スリルでしょうか。

    【脚本等】
    強いコントラスト。
    とにかく120頁までは読んでください。

    【画等】
    精緻な背景描写をやや強調しておくことが以後の絵画的演出へ大きく寄与しているように感じました。

    【備考】
    おそらく全1巻完結の作品です。

  • この作者なので覚悟はしていましたが、やられました…
    『私は何もしないただの静かなクズだ』まさに自分を表すのにピッタリの言葉を突きつけられました。
    ここまで共感できる物語に出会ったのは初めてで、衝撃的でした。

    そこには自分がいた。
    「静かなクズ」まさにそれ。
    自分から動こうとしないから、現状に甘えているだけで、何も変われない。
    長編でこのような話をされてしまうと、ダメージも特大だ。
    (2014/12/27)

  • ギャグかと思ったら、
    え?
    胸になんかジグジグ。

  • 視点が狭いって怖い、それがよく伝わる。もぞもぞする漫画

  • 重たい…。
    素晴らしい心理描写とストーリー展開だけど、二度と読みたくない。

    特に心に残ったのが、さんざん自分を責めて反省したあとにちーちゃんと再会したナツの言葉。藤岡から盗んだお金を返そうとしているちーちゃんに「……返さなくていいよ、藤岡さんになんて」。
    自分も共犯者のくせにそういうこと言うなんて完全にクズだけど、でも罪を裁かれる場もなく開き直れる性格でもなければ、ああやってズルズル逃げてしまう気持ちはわかるんだよなぁ…。
    もちろんクズはクズなんだけど、あそこでナツが当たり前の反省から逃げることでずっと周囲からは距離を置かれるだろうし、仮に受け入れられたとしてもナツ自身は複雑な感情の上でしか接することができないんだろうなー…、とか。
    二択を最悪の形で、しかも長く続く形で間違えたのが哀しいし、苦しい。

    無知な友人を隠れミノに私腹を肥やした時点で手遅れだったのかもしれないけど、それでもやはり。

  • わかる、とてもわかる。

    でもわからない。その子の周りにそんなに人がいるのか。

  • 思考や感情のリアルさに吐きそう。すごい。

  • 胸がしめつけられるというか、哀しいような切ないような、いい感じに鬱になれる一冊。

  • 良い・悪いとかの意味とは関係なく、確かにこの漫画は「スゴイ」。1冊完結の短い物語なのに、心が揺さぶられ、突き刺さる。

    単純にハッピーな物語ではないので、読むのはちょっと注意。でも一度読んでこのスゴさを体験することはオススメします。

  • 確かにすごいなあ。続き読みたい。

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